前腕や手のひら力の重要性

先週は夏季休暇週間で休みだったいつものマスターズ練、8月中は担当の選手コースの先生は出られないということで、メニューを見て参加するかどうか決めようと思い出かけました。

速くなるもならないもメニュー次第というところがありますから。

見たら、いつもの担当の先生から送られてきたメニューということなので、参加することにしました。

いつもは200ｍのセットからだんだん短くなるというようなパターンが多いのですが、今日は殆ど全て100ｍ、５０ｍも最初のキックだけでした。

いつものその先生のメニューよりは短いインターバルばかりでしたが、「食べる酸素＜サムライ＞」を飲んでいるだけでなく、鎖骨肩甲骨の運動で呼吸筋も動き出したことで、呼吸が苦しいという感じはありませんでした。

少し前はなさけないことにとても辛くなってしまっていた1分30秒サークルのハードセットももちろん苦しいことはなく、乳酸が溜まって腕が痛くて回らない・・・なんてこともないのですが、ハードの速さにするために水を押さえる力がなくて、ちっともタイムがハードのタイムでなく、筋トレの必要性を痛感しました。

ゆっくりなら良いけれど、ハードで水を押さえて身体を前に運ぼうとしても、指の間が開いてしまい、水が抜けてしまうし、前腕の押さえる力も弱くて、水に負けてしまう感じでした。

末端に近い筋肉はすぐに弱ってしまう・・・痛感しました。

前腕のトレーニングのためのダンベルカールなどをした時は、疲れが残っていてもしっかりキャッチができたので、安心していたら、日常は殆ど使わないので、あっという間に落ちてしまったみたいです。

最近は、手のひら力と即キャッチのためにファルクラムパドルでプルを強化し、肩甲骨周りや前鋸筋などの肋間筋がかなり鍛えられた感があったのですが、あくまでフォーム矯正で泳いでいたので、ハードセットの対応ができていなかったようです。

指の力、手のひらの力、前腕の力・・・それは水の中では鍛えられないので（水を逃すまいとしても、ある程度泳ぐと、堤防が決壊したみたいに押さえが効かなくなるので）、やはり、負荷をかけたドライランドトレーニングが必要だと思いました。

サボりながらだけれど、ランはドリルも含めてやっているので、キック力は強くなってきたし、体幹のブレも抑えられてきました。

ストリームラインベルトのエクササイズとランでの腕振りによって、肩甲骨・鎖骨がしっかり動くようになり、そのための筋肉も鍛えられてきました。

キックでは、やはり恥骨筋が鍛えられたのが効きました。

でも、ランで鍛えたせいか、バタ足とバックキックは「これだ！」というものがあったのですが、両脚一緒のドルフィンキックと平泳ぎのキックは、ゆっくりやっていた時は良かったのですが、ちょっと速めに泳ぐと、まあ以前よりは良いのですが、もうちょっと・・という感じがしました。

女性はもちろん要注意ですが、男性も現代生活では重い物をほとんど持たないですごし、手で身体を支えることも少ないので、手のひら・指・前腕の力は案外落ちているのに気付かないことが多いので、水泳に関係ない方も、ときどきチェックしてそれなりのトレーニングはすべきだと思います。

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