トレーニングも受験勉強も量より質です！！

マスターズ水泳のカリスマ、大崎喜子さんが、無理なハードトレーニングをして身体を壊すマスターズスイマーの方々のことを憂いていたということは以前お伝えした通りです。

マスターズレースに出ない方でも、練習会でトータル何ｍ泳いだかばかりを気にする方が少なくありません。

私が自主練をしていても、トータルの距離をよく聞かれます。

（自主練の時は、たいてい調子よく泳げるまで、なので何ｍ泳いだのかなど全く考えていません）

痩せるために泳いでいる方も、距離を気にされるようですが、痩せるかどうかはトータル距離とは殆ど相関しません。（水泳を良く知らない医療専門家が、何ｍ泳ぐと何カロリー消費するなどというからいけないのでしょうけれど）

受験勉強も同じです。

何冊も問題集を解いて勉強した気になる受験生も少なくないようですが、実際は自己満足に過ぎないことが多く、力はついていません。

私は予備校時代に、それぞれの科目で与えられた薄い1冊の問題集を徹底的に解いて理解することの重要性を教えられました。

わかっていて、それを実行できなかった先輩からです。

私は言われる通りにすると、いつの間にかどんな種類の問題も解けるようになり、志望校に合格しました。

水泳の練習についてもそうです。

普通のレディースコースで２５ｍごとにドリルなどを繰り返すことと、１２．５ｍが主の蹴伸びやスカーリングや息の吐き方などの基礎コースを繰り返すことで、どんどんタイムが伸び、長距離も強くなり、長距離を中心にマスターズ日本記録を出せるようになりました。

目的にそって効率良い練習方法、勉強方法を考えないと、無駄な努力どころか間違った動き、間違った応えを身につけたままになってしまう事にもなりかねません。

ましてや、身体を壊してしまっては本末転倒でしょう。

先ほどテレビの情報番組で、やり投げの村上選手も、母校で助教授の仕事をするなど練習時間が減り、効率良い練習を心がけたお蔭で良い結果を出せるようになったと言っていました。

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