各国のオリンピック選手も愛用の素晴らしいフィン

水泳の練習をなさっている方の中にはすでにお持ちの方も少なくないと思いますが、オーストラリア生まれのハイドロテックⅡフィンは今までにない機能を持った優れものです。

私は、まだサイズにより色が決まっていてハードタイプしかない頃、森隆弘理事長に使うように言われ、使ってみて、今までのフィンと全く違うので驚きました。

競泳の練習には、ダイビングのような長いフィンだとピッチの速いキックが打てないので、長さの短い固いフィンを使うのが普通ですが、少し前までの競泳用のそのようなフィンは、足の部分も固く、甲の部分も浅いので、そこが足と擦れてしまい、私は買って一度の練習で甲が血だらけになってしまい（靴下を履いていたのに）、使うのをやめていました。

また、このフィンは固すぎて、私のように足首だけでなく土踏まずの部分も曲げ伸ばしをして進むタイプのキックには向かないと思いました。

ハイドロテックⅡフィンは固定する部分が踵の下はないので、土踏まずの部分も曲げられますし、固さがちょうど良いので、腹筋からつま先まで流れるような筋肉の連動が再現できます。

だから、他のフィンで良くあるような、外したらスカスカ・・・

という感じが少ないし、着けていた時の滑らかな感じが残ります。

さらに一番の特徴が変わった形状。

しばらく使っているうちに、フィンの長さが親指側と小指側で違うことに気づきました。

上の写真でおわかりのように小指側が長くなっています。

そして親指側小指側とも強化されているだけでなく水が効率よく流れるようになっていて、小指側で巻き込むキックが自然にできるようになっています。

これには驚きました！！

ご存じの方も多いと思いますが、競泳のキックはダイビングのように真っ直ぐな軌道ではなく、中心線に向けて小指側から巻き込むように打って推進力を螺旋の流れで中心軸に集めなければいけないのです。（背泳ぎもバタフライも）

私がこのフィンを使い始めたのはストリームラインベルトができる前で、股関節が外に少しズレていましたし、腿の内側の筋肉群も弱っていたので、こういうキックができなくなっていた時期で、元々のキック泳ぎができなくなっていましたが、ハイドロテックⅡフィンを着けたら中心に巻き込むキックが戻ってきて、とても気持ち良く泳げるようになりました。

また水を抜くシステムにも特徴があり、これによりフィンへの負担も少なく、効率良い動きもできるようになっています。

普通のフィンはフィンの上側のつま先の部分が開いていて水を抜くようになっているのですが、それだと足とフィンの動きが微妙にズレるだけでなく、その部分からフィンが壊れやすいのですが、ハイドロテックⅡフィンは足の裏側に水が抜けるシステムで、その心配がありません。

さらに裏には滑り止め効果のある凹凸もあり、ターンの時に滑りにくくなっています。