コスメを読む「美白化粧品」 | Meow Garden (癒しのサロン)

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化粧品で書ける効能は全部で56項目ありますが、美白の効能は入っていません。

医薬部外品は特定の効能を発揮する成分が入っています。

美白の有効成分は1983年にAPM(安定化ビタミンC誘導体)が承認されたのが初めてでそれ以来、化粧品メーカーや原料メーカーによって多くの成分が承認されています。

どの成分がいいのかは優劣がつけがたいので、好き嫌いやお値段などお好みで選んで下さいとのことでした。

美白の有効成分には効能は働くタイミングが違うものがあります。
・メラニンの生成を抑えるもの
・メラニンを別の物質に変えるもの
・メラニンの排出を促進するもの

申請の際に記載する効能が承認される効能になるため、審査が通りやすい「メラニンの生成を抑え・・・」という効能の美白成分が増えているという説明もありました。

ビタミンCは不安定で酸化しやすいため、安定させるために他のものと結合させます。主なビタミンC誘導体とその特徴は下記です。
・APM:リン酸とマグネシウムと結合。原料会社が開発したので、多くの化粧品会社が使える
・AA2G:ブドウ糖と結合。APMより水に良く溶け、安定性が高い
・VC-IP:ヘキシルデカン酸と結合させ油溶性にしたもの。
・パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na:油に溶けやすいパルミチン酸と、水に溶けやすいリン酸ナトリウムと結合させ、界面活性剤構造にしたもの
・ビスグリセリルアスコルビン酸:グリセリンを2つ結合。AA2Gよりも水溶性が高く、弱酸性
・ヘキシル3‐グリセルアスコルビン酸:グリセリンとヘキシル基を結合。水溶性が高く弱酸性で安定性も高い

美白の成分が配合されているからと言って美白化粧品とは言えず、効能を承認された医薬部外品にだけが使えるため、承認されていなければビタミンC誘導体が入っていても美白とは書けません。

今回は承認と効能の話とビタミンCの話が中心でしたが、美白の成分にはエラグ酸、カモミラET、トラネキサム酸などビタミンC誘導体以外の成分もあります。

機会があれば是非使っている化粧品にビタミンC誘導体やその他の有効成分が入っているかどうか、美白の文字はあるのかどうか、医薬部外品なのかどうかチェックしてみて下さい。

今回の講座の教材
株式会社PDS Life様からいただきましたp/d泡洗顔と美容液
p/dはプラセンタデザインの略で、低温殺菌、低温抽出で有効成分を限りなく残した非分解プラセンタを製造して配合しています。
・泡洗顔


炭酸入りのエアゾールタイプのプラセンタエキス入りの洗顔フォーム。縦にしてよく振ってから使用。炭酸の効果は肌の接触の時間が重要なので少し肌に置くことをお勧め。
優しく肌に伸ばせて、泡持ちもいいので、ゴシゴシしなくてもすっきり感があり、とても使い心地がいい。
・美容液


原料会社を買収したので高いプラセンタエキスが高濃度で、さらにヒト脂肪間質細胞エクソソーム、3-〇-エチルアスコルビン酸なども配合されている贅沢な美容液。洗顔後に最初に使う。
少々だけとろみのあるローションで、無精にポンプを置いたまま手に取ろうとするとこぼれる。使う前に振るように書かれているので、手に取って振ってから、手の平の上でポンプをプッシュが正解。
スッと肌になじんでべたつかず、肌の調子もいいよう。

株式会社アイ・ティー・オー様からいただきましたAPCドリンク


Lアスコルビン酸2グルコシド(安定性があるビタミンC誘導体)、クエン酸(エネルギー生成)
ビオチン(皮膚や粘膜の健康維持)入りの美容と健康維持を考えたドリンク。
フルーツフレーバーでとても飲みやすい。