とんだ目にあった2
私たちが車を止めさせられたあたりは、ちょうどミレニアム(ホテル)のゲストがビーチ側に向かう途中の道。
観光客たちも何事かと徐々に集まり始めた。
なにせ、1台の車を警備員が止めて大騒ぎをしているのである。
きっと事情を知らない人たちは、我々がなにか窃盗か何かの容疑がかかっているとでも思っていたのだろうか。
まさかこんなくだらないことで大騒ぎになっているとも知らずに。
私はTちゃんに「こりゃ長くなりそうだね」と言ってギアをPに入れた。
と同時にいきなり私側のドアが開いてしまった。
ほげ??と一瞬思ったが、そうだった、家の車はギアをPに入れると同時に気がきくことに、ドアロックが解除される仕組みになっているのをすっかり忘れてた!!笑
このままではこの鼻息の荒い警備員にTちゃんが引きずりおろされて、殺されてしまったらどうしようと思い必死でヤツと争いながらドアを必死で閉めようともがいてみた。
がしかし。所詮鼻息の荒い男の手に私の細腕(くすっ笑)がかなうわけもなく、思いっきりドアは開放状態。
ヤツはTちゃんを睨みつけて指をさしながら「マイ フレンド ノー グーッド、マイ フレンド ファック ミー」
と叫んでいる。
おいおい、ファックミーはしてないぞ、ファック ユーだろう。。。と思っていると
「ノーノー、ノット マイ フレンド。ユアフレンド」 とか ファックミーのくだりに関しては、「ノット マイ テイスト(私の趣味じゃないわ)」
とか事の張本人のTちゃんが茶々入れてるし。
しかし、とにかく全く英語が通じないのでヤツがいったい何をしたいのかもわからない。
私たちがここまでタイ語が離せないふりをしていたので、今更タイ語で話しかけるわけにもいかないし。
とりあえず、ポリスを呼べと指示。ヤツも「イエーース、ポリス、ポリス、カムカム」
とか言ってるけど、まさか「なんか日本人だか、中国人だかわからない観光客がぼくに中指を立てました」
という理由で来てくれる暇なポリスは、いくらここがアメージングタイランドとはいえ、いるとは思えない。
しかし、ドアを思いっきり開放状態にしてあるのでさっきから蚊が入ってきてかゆいのなんのって。
何度か「どこも行きやしないから、ドアを閉めてよ」とお願いしても見るも、一向に譲らない。
だが、ちょっとヤツが隙を見せたところでさっとドアを閉めてみた。
ポリスが本当に来てくれるのかどうかは気になるところだが、(来てくれた方がなんとなくありがたい)もっと気になるのはハーゲンダッツのアイスクリーム。
こんなときにちょっと不謹慎だなあとは思ったけど、Tちゃんに
「ねえ、なんか長くなりそうだし、アイス食べない?溶けたらもったいないじゃん」
と言ってみた。
「あんた~~。こんなときによくそんなことを」と言われるかと思ったが
「そうだよね~~」といってごそごそと袋からアイスを出してくれたので結局アイスを食べることにした私たち。
アイスを買ってこの時点で30分ぐらい経過していたが、アイスはちょうどよい食べごろぐらいになっていた。
溶けてなくてラッキー。
ポリスが来る気配はなく、何となく集まっていたタイ人たちもこれまた何となく散らばって、そのうちいなくなってしまったので残るは相変わらず鼻息の荒い警備員とその他2人ぐらい。
収集もつかないのでそこでTちゃんに、
「あんた~~、元亭主に電話してみなよ」と持ちかけてみた。
Tちゃんの元亭主は、プーケットでも荒くれ者の多い村として有名な村の人間で、しかもその中でもどこかでもめごとがあっても「あいつにはしらせるな」というおふれがまわる人物としてかつてはその名を轟かせていた。
どうして知らせてもらえないかというと、もっと事が大ごとになって事態の収拾がつかなくなっちゃうから。
その名も○○村の鬼。ちなみにお父さんのニックネームも鬼。
Tちゃん元亭主は鬼Jrというわけである。
うちの夫に来てもらおうかとも考えてみたものの、夫は娘の寝かしつけをしていたところだし、大体
「Tちゃんがね、中指をたてたのよ」といった時点で「そりゃあ、あいつがわるい」というにきまってる。
その点Tちゃんの夫の鬼は今はお互い別々の道を歩いているいっても、嫌いで別れた者同士ではないため今でも普通に連絡を取り合っているし、たまに会ったりしているぐらいの仲。
しかも、一緒にいた時は全面的にTちゃんの事を庇護していたごらい。ま、はっきりいってかなりTちゃんの事を甘やかしてきた。
いいおばはんになっても、Tちゃんがかなりのわがままなのは、あの男にかなりの責任があると私は思う。
そっか、しょうがないなといいながら、Tちゃんは元夫に電話をした。
最初鬼は「ああ、その近くで取り仕切ってる○○ってのに連絡をするから、」とか「やいや、あいつでもいいぞ」とかなんだかぶつぶついっていたけど、それも何だか面倒なので結局鬼に直接警備員と話をしてもらうようにお願いしていることになった。
ヤツは私たちがタイ語がわからないと思って、鬼にああでもない、こうでもないと、自分は何にも悪くないというようなことを電話口で話していたが、そのうち口調が「カップ、カップ、カポ~~ン」(丁寧な目上の人に話す感じの口調)となって、ついに話し合いは終わった。
再び鬼との電話に出たところ、「話はついて、ヤツは一言あやまればそこを通すらしいから、面倒でも一言あやまって、もう行け」という。
その頃我々はアイスもすっかり食べ終わって、甘いもの効果のせいか気持もすっかり落ち着いたのでTちゃんが
「ソ~~リ~~。 イズ イット OK??」
と一言。
やっと解放されたのである~~。
後で聞いてみたら、鬼はその警備員に
「なんだか、うちの嫁がおまえがそこを通さないといっている。俺は今○○○オにいるので、今すぐそこを通さないのならばそこに事態の解決に向かうが、それでもいいか。もし逃げても、すぐにお前の事は見つけるぞ、今すぐ通せ」といったそうだ。そうしたら、警備員は「いえ、通します、通しますけど、一言謝ってほしいです」と言ったので「とし、わかった、じゃあそうしよう」となり、話が終わったというわけ。
いやいや~~。ここまで約1時間。
最後までポリスは現れることはなかったので、鬼に電話を代わってもらわなかったら結局どうなったかは知る由もないが、なにはともあれよかった~~。アイスも無事食べれたし。
教訓としては、タイ人には何がっても中指を立てちゃあいけないよ。面倒くさいことになるからね。ということ。
そして、困った時は警察よりちょっとこわい知人。
こわい知人鬼はイスラムなので現在ラマダーンの巡礼の真っ最中らしい。
* 最後まで長文お付き合いいただきありがとうございました。
いつでもフレッシュ
今日は時間がないので、昨日の続きは夜書きます~~。
けっこう行きつけのタウンのカフェその名もKAFEE。
ここは、あんまりパトンとかでは見かけないちょっぴりオヤクな感じのタイ人が集っていて
マックブックを自ら持ちこんでチャットにハマっていたりします。
メッセをやるときのピロロンっていう音が店に響き渡るところもミソ。笑
ワイヤレスが無料で使えるのがいいですね~~。電源の確保も勿論OK。
なんといってもここはおいしいバナフィーというケーキと先日も写真に乗せたエッグタルトがお勧め。
毎日ちゃんと作っているせいか、いつ行ってもなんか出来たてフレッシュ。
甘さも結構控えめで、甘すぎるものは受け付けない私でもぺろっと1個行けます。
(意外に思われますが、甘すぎるものは1個完食出来ない私です。)
KAFEEの場所はタウンのオンオンホテルの一方通行の道をすすんで交差点にあたったら右にいってすぐ。
5テーブルぐらいしかない小さなお店です。
朝8時から夜8じまで。サンドイッチ類の軽食もあります。
とんだ目にあった1
私は前からこの国の警備員とは相性が合わない。
自営業の他にホテルに立ち寄らなくてはいけない仕事をしているのだけど、ほんの少しの間車をエントランスに停めるか停めないかで、いつもいつも嫌な思いをする。(いつも連れの人間がホテルに届けものをするので私は車の中で待っているので、他の車が来たらすぐに移動できる状態)
だいたい、タイの警備員はあの笛を持たされていることにどうもすごい優越感を感じるようで、ほんの少しの停車で、しかも他に車もいないというのにビービーと笛を吹きまくったりしてうるさいことこの上ない。
ちゃんといつでも車をどかせられる状態で、しかもすぐに連れの人間は来るというのにその融通が利かないことことといったら。。。
なので、最近はおばちゃんになって相当ずうずうしくなったのも手伝って押し問答をするのも面倒くさくなったので
「3分で連れは来るから」といいはなって窓を閉めることにしている。
あの日もそんな感じのスタートだった。
バンコクから休暇で遊びに来ていたTちゃんとカタにパスタを食べに行った帰り道、アイスクリームが当然食べたくなったといったTちゃんはカルフールにアイスクリームを買いに走った。
普通のアイスだったら7イレブンでもよかったのだけど、あの日Tちゃんはハーゲンダッツのマカダミアナッツが食べたかったのだ。(Tちゃんはハーゲンダッツのアイスをパイント食いするのが得意)
そこで、カルフールに一番近い出入り口付近に車を一時停止させ、ハザードをつけて車の中で私は待機していたのだが警備員がすぐにやってきた。
タイ語で話すと笛を持った彼らはさらにタイ語を話す外国人に強気になるのを知っているので、英語で
「私の友達はアイスを買いに行ってるので、5分で来るから」
といい窓を閉めた。
ところが、入れ替わり立ち替わり3人の警備員がしつこく、行け行けというので仕方なくUターンして反対側の車線の駐車禁止でもない、誰の邪魔にもならない場所に車を止めて同じようにハザードをつけてまった。
ところが。私の前後にも数台の車が駐車してあるにもかかわらず、またすかさず警備員がやってくる。
相変わらずの融通の利かなさ。
またしても面倒なので「あと3分ぐらいで来るから」と言い放つ。
あんまりうるさいのでTちゃんに「まだかかりそう?」と電話をしたらもうさっき車を止めたところにもどってきたというのでやれやれと思っていたときに私の助手席側に1台のバイクが停まって私の事をにらみつけている警備員がいるのに気がついた。
これまた面倒くさいので無視していると、ついにTちゃんがやってきた。
その警備員が、私ではなくTちゃんに
「No No,No good!!」みたいなことをいってうるさくつめよったので、Tちゃんも私同様英語で
「ちょっとカルフールに買いものにいてっただけよ」といって車に乗ってバタンとドアをしめたら、その警備員がバイクのクラクションをなぜかビービーと鳴らし始めた。
私は車を前進させてもまだクラクションをビービー鳴らしているのにイラっとしたTちゃんはちょっとだけ窓を開けてそこでついに中指を立てたのである。
ああ~~やっちゃたなって一瞬私は思った。
タイ人である私の夫は、今までに数回ファランに中指を立てられて車から飛び降りているのを目撃しているのでこのままですむわけがないと瞬時に悟った。
案の定、すごい勢いで警備員はバイクで追いかけてきて、ロータリーを右折したあたりで私の車の前にしゃ~~っとバイクを止めたので、轢くわけにはいかない私も車を止めざるを得ない状況に追い込まれる。
バイクから鬼の形相でおりてくる警備員。
鼻の穴はおっぴろがって、その鼻息すら見えるようだ。
怒鳴りながら、私の車のフロントガラスや窓をたたく。ドアをガチャガチャやりながら、開けろ開けろと怒鳴る。
私たちの車の後ろはそのせいで、通れなくなってしまっている。
なんとか警備員のバイクのわきからすり抜けようとしたのだが、そのたびにバイクを移動させて通せんぼ。
挙句の果てには、私の車の前後に鉄柵をおいて、封鎖してしまった。びっくり。
そのせいでというか、その警備員のせいで道路は完全封鎖。
私たちの後ろの車は、ロータリーのところで全車Uターンさせられるという大ごとになっている。
絶体絶命の大ピンチ。
* すみません。あまりの長文なので2に続きます。
この写真の左の車とバイクの真ん中あたりに強制的に停車。
他の車や大型バスは手前の花壇のところで他の警備員によってUターンさせられていた。
右の建物はミレニアムというホテル。

