今日は辻麻里子さんの著作「宇宙の羅針盤上」(22を越えてゆけⅢ) から、宇宙図書館で主人公マヤに秘密の守り手黒豹のアヌビスが、こんな話をするシーンから、一つご紹介します。


"さらに肉体には DNA の系譜というものがあり、たくさんの人々が連綿と DNA のコードを運んできてくれたからこそ、今地球という惑星に肉体を持って存在できるのです。その間、誰一人欠けてもあなたはここに存在することはできません。誰一人でも、ですよ。お分かりですか?この事を真の意味で理解した時には、ご自分の肉体に対して 、DNA を運んできてくれた存在たちに対して、自ずと感謝の思いが湧いてくるはずです。DNA のコードを正しく使って先人たちに依頼すれば、大抵のことは可能になるでしょう。もしはるか遠い未来の自分の子孫に頼まれたなら


先人達は喜んで手を貸してくれるはずです。


ところで人はどのような時に後悔をするかあなたはご存知ですか?とアヌビスはマヤの瞳の奥を見つめながら尋ねてきた。人はどんな時に後悔するのだろう。自分ならどうなのだろうかと、マヤはシュミレーションをしてみた。思いを遂げられなかった時ですか?そうですね。人は自分の才能に生きるとき最も輝きを放つものです。やってみてダメだったことよりも、やらないで終わったことの方が、はるかに悔いが残るものです


例えば、何かの事情で自分の才能を発揮できなかった先人がいたとします。 DNA に刻まれた同じパターンの行動を遠い未来の人が生かそうとしていたら、


その先人は喜んで手助けをしてくれるでしょう。”


まだ他に、もっともっと素敵なトピックスが沢山散りばめられています。是非、ご自身でこのシリーズを手にとって、ページをめくって下さい。別の形で、またご紹介出来ればと思います。それでは^_^