いつもお読みいただきありがとうございます。
ほったんです。
今日は、購読している致知メルマガからの転載です。
野村さんと一度対談してみたいものです。
以下メルマガから
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「人間を一流に導く根源」
野村克也(阪神タイガース監督)
『致知』1999年3月号
特集「一流と二流」より
※肩書きは『致知』掲載当時です
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阪神にSという選手がいます。
足が速い。肩が強い。運動神経が鋭い。
だれが見ても抜群の素質ですよ。
事実、阪神の歴代監督はみんなその素質に惚れて期待した。
だが、期待され続けて、すでに9年です。
守備は素晴らしいが、打撃は一向に芽が出ない。
すごい脚力を持っているのに、
昨シーズンの盗塁数はわずか一です。
最近は、自分はこんなもんだといった
発言をするようになっている。
現状への妥協、満足、限定、
これは二流のラインにとどまらせる根源です。
私はね、Sと共通するものをヤクルトのIにも
感じるんです。
そこに共通するものは鈍感です。
何も感じない。
何も考えない。
鈍感は二流の思想とイコールです。
二流の思想では決して一流にはなれません。
野球は実に失敗の多いスポーツなのです。
三割打者が一流の目安とはいっても、
残りの七割はどうしたか。
失敗しているわけです。
パーフェクトの十割に理想を求めたら、
失敗だらけです。
恥ずかしくて顔を上げられない。
その羞恥心の感覚は人間を謙虚にせずにはおかない。
謙虚であれば、人間、いろいろなものに気づくものです。
鈍感ではいられません。
謙虚さこそが人間を一流に導く根源だと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございます。