いつもお読みいただきありがとうございます。
ほったんです。
今日は、購読している致知メルマガからの転載です。
明日の未明にサッカーの日本代表の運命が決まりますが、
そのチームを率いている岡田監督の勝負哲学についてです。
今回はオランダ戦前の分です。
後ほど、デンマーク戦に対してのものをアップします。
以下メルマガからの転載
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◇◆岡田武史監督の勝負哲学.1◆◇
~ドイツで迎えた転機~
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岡田:僕はずっとサッカーをやってきて、
30歳くらいでコーチになったんです。
その時、何とか選手を育てようと手をかけて
「さすが岡田」といわれるところまでいきましたが、
それから先にまったく伸びなくなったんです。
結局、自分で考えさせずに
みんなロボットにしてしまったわけです。
本当に行き詰まって、
このままでは俺はダメになると思って
会社に掛け合い、ドイツへ1年間留学させてもらいました。
僕にとってはこの1年はものすごく大きかったですね。
まったくの飛び込みでポッといったわけで、
チームも探さなきゃいけない。
家もない。
そういう人間を受け入れてくれる所なんかありません。
英語ができる監督に事情を説明して、
何とか見学の許可をもらったけれど、
「おまえはグラウンドの外で地元のファンと一緒に観てろ」と。
仕方なしに地元のおじさんとじっと観ている。
このままでは何をしにドイツに来たか分からないから、
1週間くらいしたら、チームの100mくらい後をついていく。
途中で止まって体操をしたら、同じことをする。
翌日は10m近づく。
そうやって少しずつ近づいていきながら、
川にボールが入ったら拾いに行ったり、なんでもしました。
そうしてようやく打ち解けて、
ミーティングにも参加できるようになったんです。
――そうでしたか。
岡田:このときの経験がすごく大きかったですね。
ここで学んだドイツの監督の強さを、
僕は帰国後に実践して、貫いてきたのです……。
《さて、岡田監督がドイツで学んだ監督の強さとは?》
続きはこちら → http://www.chichi.co.jp/news/toppage/2022.html
※ここからはHPのみ
特に心掛けたことは、
選手との間に一線を引くということです。
それまでの日本代表は、監督は選手と仲良しで、
一線というものがありませんでした。
ドイツではそういうところがきっちりしていて、
そこにドイツの強さみたいなものを僕は感じたんです。
帰国後は日本代表のコーチとなり、
98年のW杯の予選でいきなり監督になったわけですが、
その姿勢は貫いてきました。
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思えば、岡田監督は前回のフランス大会で
突如代表監督になった時も
最終選考で当時のスター選手だった三浦知良選手と北沢豪選手を外し、
一時は大変な非難を浴びました。
そんな時も、周囲の声に心をブラさず、
自らの信念を貫き通した背景には、
ドイツで学んだ「指揮官としてのポリシー」があったのですね。
スポーツに限らず、
人生に真剣に打ち込んでいる人には、
自分のすべてを懸けなければならない「勝負時」が必ず訪れます。
その時に自らの信ずるところを貫き、
結果、周囲にいる人たちを幸せにできるか否か――。
組織のリーダーはみな同じような
重責を感じているのかもしれませんね。
明日のオランダ戦も日本を勝利に導くために
自らの信念を貫いていただきたいものです。
(デンマーク戦に続く……)
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最後までお読みいただきありがとうございます。