それを英語で言えますか? | 銀座一丁目の英語発音教室「メントール」のブログ

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先日、ある日本の老舗ファッションブランドの銀座旗艦店でセールの時期だけど定価で買い物をしました。


最近は、本当に自分にあうもの、価値を見出せるものしか欲しくなくなっているので、セールになる元高級品(高価格品)ではなく、価値があるので(価値に見合った値付けをしているので)絶対に値下がりしない(できない)ものを定価で買います。


私は、自分でその価値があると納得できれば、別に世の中の人がいうところの「お得感」は必要ないと思っています。


基準は、自分の感覚なので。



その品は、全世界で40個しか作っていないというので、再生産はないだろうと思って、とりあえず自分に合うかどうか試しにお店に行ってみました。



限定品だというのは私の場合、特に購買理由にはなりません。



人と同じものを着ていても、違うものに見える自信があるので、人と同じものであっても全く問題ないからです。



販売スキルが低い販売員の人って、「限定品ですよ、人とかぶる率が低いですよ」みたいなことを強調して最後の一撃にしようとしますが、私にそれをやると逆効果です。


つまり、全ての顧客に効果がある魔法のセールス文句などないので、相手の様子を見て出し入れするくらいの工夫はして欲しいなあ、と思うのですが、そうでもない人に会うとがっかりしてしまいます。


新人さんなら仕方ないのですが、私の相手をした人はその店のナンバー2の職位の人でした。定価で結構なものを買ったのに、接客というか、お店の人の知識とスキルがイマイチで、残念な買い物経験でした。ものには満足していますが。


何回もお店の外から眺めてどうしても頭から離れなかったので、どんなものだかネットで調べてみると、フランスの伝統的な技法を日本人の熟練職人が日本の素材で再現したもので、ほぼ手作りだということがわかりました。



私は、日本ならではの素晴らしい技術やデザインを創出している日本のブランド(企業)の価値を海外に伝えるためにブランドの研究者をしています。



だから、ブランド価値とか、デザインなどの分野の国際学会を舞台にしており、着る物や身につけるものは、なるべく「外国の人にもわかりやすく、褒められやすい日本のもの」を選ぶようになりました。


洋服は、イッセイミヤケのプリーツプリーズ。


着物着て行ってもいいんですが、重いし、学会発表を着物でしていたらやっぱりちょっと場違いです。



パーティだけならいいんですが、着替えてる暇は大抵の場合ありませんから。それにヨーロッパのタクシーに「外国人です。ぼったくってください」って看板掲げているみたいな服装で乗りたくありませんからね。


ホテルからパーティ会場への移動が無理です。


デザインやブランドに関わる仕事や研究をしている人なら、プリーツプリーズはほぼ誰でも知っているけど、実際に持っている人、着ている人はいないので、ヨーロッパの国際学会などに着ていくと、かなりの率で色々な人から話題にされます。


こういった物品のことを、「カンバセーションピース」と言うのだと、私が高校時代に読破した国際的な日本人の作家(故人)の人がエッセイに書いていました。


彼女は、外国の人を招いてパーティをすることが多く、話題がうまれるような変わったものを家の彼方此方に、そして自分が身につけるものに配しておき、会話のきっかけを作るのだそうで、そのテクニックは、高校生の私の心に深く刻み込まれました。


それを自分で今、実践しております。


洋服をきっかけに、自分がなんでヨーロッパのラグジュアリーブランドの研究をしているのかを説明する流れもスムーズにできるし、日本のブランドを身につけていることで、日本の地場伝統産業、地場伝統ブランドの研究もしているという関連性について説明しても、納得してもらいやすく、なかなか良い方法ではないか、と思っております。


今回買ったものも、フランスだけでなくヨーロッパの人が見たら誰でも一眼でフランスの技法を使ったものだとわかるデザインなので、話題に登ることでしょう。そして、それを日本人の職人が再現した、と言う説明に彼らは感動してくれるに違いない。


もし立場が逆だったら、感動しません?


例えばフランスの職人が和菓子を独自のアレンジを加えて見事に再現していたら、感動して相手に伝えたくなりますよね。


ブランド名が付いていなくても、世界に知られている昔からある技法とか意匠の魅力は普遍的。



そして、そういった会話をするのには、教養が必要です。


お上品な人に見せるための見せかけの教養ではなくて、お互いの文化を尊敬して理解し合うことができる会話。


そういうのって、結構楽しいんですよ。


別に文化じゃなくて、筋トレとか、スポーツとか、食べ物(ジャンクフードだって文化ですから、いいんです)の話だっていいのです。


自分なりのコンテンツを強化し、それを英語で言えたら最強です。


全然系統が違うけどお気に入りの日本ブランド↓GUCCIじゃなくてGOCCI(笑)プロレスのワザ決めた時に床にゴッチン!ってぶつかるからなのでしょうか、、、。


グッチのパクリみたいなパンツと合わせて楽しんでおります。




http://yukihe-ro.jp/collaboration/


BRAND CONCEPT:「誰かのヒーローになれる服」

中々聞きなれないフレーズですが、ユキヒーロープロレスの道を貫く上での重要なコンセプトになります。

プロレスとヒーローの魅力をファッションに落とし込み、デザイナーが「ヒーロー」と称する日本の職人たちの手で一つ一つ丁寧に作られています。


毎シーズン、日本中の産地へ出向き、職人の持つ技術を用いて新たなコレクションを生み出すことに励んでいます。

ユキヒーロープロレスの物作りへの姿勢は原点から変わらず、着る人が誰かのヒーローになれる服を日々届ける、

日本のファッションブランドです。