海外に住む日本人、いわゆる在外邦人は、
移住に際していろいろカルチャーショックとか
言葉拙く役所や医療機官の手続きをこなさなければいけなくて、
結構引越しをしてから約10ヶ月ぐらいはてんやわんやです。
さて、
身近な両親や兄弟ぐらいは、その状況を知っているのですが、
親戚や友達などは渡航後2、3ヶ月ぐらいすると
「もう生活に慣れた?遊びに行っていい?」
などとお願いをいただいたりします。
私も初年の夏休み、7、8月に何度かそのようなメールが届き、
その頃、本当にバタバタでまだスペイン生活に慣れてなかったので丁重にお断りしました。
さて、あれから13年。
さすがに生活に慣れてなんでもお分かりなんでしょうから、
遊びに行っていい?と訊かれたらOKよね?
いいえ、答えはNOです。
これは私だけでなく他の在外邦人の方々も口を揃えていうことです。
というのも、
遊びにきてくれる人達にはなんの悪気があるわけではないのですが、
最近もSNSで見かけたお友達をアテンドした方の書き込みを幾つか見つけました。
大体こんな感じ↓
・ホテルの予約をしてこない、尋ねると4、5泊希望したりする。
・買い物や観光を希望するので案内すると、食事や施設の入場料金を払わされる。
・空港までの送迎まで含めてかかったガソリン代すら払わないのに、
お土産は出発時空港で買ったであろう菓子折り一つ。
・あげくに、帰国後「友人宅は気を遣い気楽に過ごせなかった」などと周囲にこぼす。
などなど。。。
何?ほとんどお金の問題じゃん、と思われがちですが、
たぶんお金ではなく、最後のお世話をしたのに楽しくなかった、という感想を述べられて
一気に鬱憤がふくらむんだと思います。
実は私も同感です。
私にも、遊びに行きたい、と何度もお願いをされている方が数名いますが、
どの方も、自分の都合であの日がいい、この時期がいいというのですが、
ならエアチケットを取り、ホテルを予約し、私たちの空いている日に合流し案内ができる、
というスタンスを決して取る気概がありません。
それは、スペインに憧れて何度もプランニングして、
あれしたいここ行きたい!という希望もあまりなく、
うっすら私にぶら下がれば美味しい思いできるんじゃないか、
と思っているのが見え隠れするからです。
どの方のお誘いも10年ぐらいずっと遠回しに断っていますw。
これ、逆の立場で考えるとわかりやすいと思うんです。
もし、海外住みの友人が、もう実家がない、ということで
泊めてもらえる場所を探しててメール送ってきた。
さて、あなたは4日ほど彼女をホームステイさせますか?
私はだめもとで可能かな?という友人にお願いをしたことがありましたが、
100%断られました。
家が散らかっている、部屋がない、仕事で忙しい、
小さい子供の世話があるから無理などなど。。
これが普通なんだと思うんです。そして、
それはどこに住もうと同じだと思います。
うちも現在お客さんを泊める部屋ないです。
先日、近くを寄るよ、という相棒の従兄弟は、
うちでご飯を食べて、相棒と飲みに行き
自分のバンに泊まりうちでシャワーを浴びて帰って行きました。
親戚ですらこうなのです。
家によって事情があるのです。
実は、海外それぞれの国では休暇の時期って異なっていて、
日本のGWとかお正月とかは通常営業、
お子さんたちは学校もあったりで家族忙しい時期でもあるんです。
逆にイースター長期休暇は日本では年度切り替え時期で忙しい。
しかも、旅行者はレジャー気分、アテンド家族は連日仕事だと、
気持ち的にもモードが違いますよね。
そこらへんを加味してご自身の足で観光やお買い物ができるプランを立てる
これを前提に
「遊びに行っていい?」
と言って欲しい、という声が多いです。
個人的例として、
私たちはかなり気が効かない性格を自覚する夫婦で、
訪ねても、訪ねられても無躾できっと
相手のご家族には迷惑をかけるんだろうな、と思っています。
なので、
自由気ままに旅をする前提で旅行に行きます。
自分たちの都合重視しつつ、お知らせをしてお友達や親類を尋ね
お茶やお食事でひとときを楽しむケースが多いです。
相当裕福なお家で、ステイ中お手伝いさんや運転手さんが何でもしてくれる
それぐらいの余裕があるお家以外は、やはり
人をお招きするということは緊張や気使いのやり取りだと思っています。
もし、友達が旅行先に住んでいても押しかけたりせず、
日にちや予定は伝えても負んぶに抱っこを期待しないようにすると、
ご友人とはつかず離れつの仲を保てると思います。
加えて、
「娘が留学を希望してるんだけれど、スペインどうかな?
もし行くとしたらお願いしてもいいかな?」
というのも、実は少なくないです。
正直、何をお願いしてるんだ?という感覚です。
これについては、プロのアドバイザーがいるので
そちらにお願いしてくださいませ。


