日頃からこのブログで相棒こと私の夫のことを綴ってきていますが、

実際彼の意見をすべて承服して生活しているわけではなく、

特に教育においては、8年キャリアの相棒の方は22年教師をした私の意見に一切耳を貸しません。

 

でも私はそれでいいと思っています。というのも、

私も教師生活をしながら学んだことや気付きが多かったからです。

彼と私では着眼点もちがうし生徒へのスタンスも違うので、

彼は彼自身の教育スタンスを見出せばいいと考えています。

 

しかし、今回は珍しくw、意見が一致しました。

それについてテーマを分けて書いております。

 

前回の続き。

 

 

 

そして一昨日の夜開催された生徒主催の謝恩会に相棒は参加しました。

正直、例の生徒による最悪なアンケートで、相棒の足は重かったのですが、

すでに会費を払っていてわざわざ自分の席を作ってくれていると思うと

生徒に失礼かと思い出掛けたのでした。

 

会場は学校から少しはなれたフリースペース。

地元の人は結婚式などを行う場所らしく、広々とした空間。

 

そこに、生徒と教師が分かれて食事をしたそうな。

 

普通、この手の会は、生徒が教師に謝辞の証として開くものなので、

席も教師と生徒が最後の交流ができるように混合にするようなのですが、

きっちり生徒と教師に分かれていたそうです。

 

そして、生徒たちは生徒同士、もしくは仲の良い教師たちとともに

ドンチャン騒ぎを始めました。

 

彼らは一応、ディナーとしてケータリング業社にテーブルセットと料理を頼んでいました。

 

紙皿に紙コップ、ナイフとフォークはプラスティック。

 

まあ、ここまでは別にいいでしょう。

 

では料理。メニューはラザニアとチキン、

デザートはチョコレートケーキのコンデンスミルク掛け。

 

相棒いわく、

 

ラザニアはベジタリアン用で肉なし(これはムスリムの生徒のため)、

それはいいのだけれど、切り分けたラザニアはまるでさらに打ち撒けたようにぐちゃぐちゃ。

その後のチキンは生焼け。グリルされていたようだけれど表面にすら焼き目が無く

中は真っ赤。。。

デザートのチョコレートケーキはスーパーの売れ残りのようだった、そうな。。

 

教師たちは口々に「業者は高校生相手に騙したね」と言っていたそうな。

 

日本なら、こういう時教師へ相談するか親御さんたちのサポートを求めるものだが、

きっと運営係の生徒たちがネットだかで見つけたのだと思う、と。

 

出てきたワインも我が家の安ワインよりも安いボトルだったそうでw、

悪酔いするだろうと水に切り替える教師続出、しかし、

生徒たちはそれらをガブ飲みし、喫煙までしていたそうです。

 

彼らの飲酒、喫煙を目の前にしても、

これは恒例行事ゆえ教師たちは何もいわず眺めるだけ。

 

タキシード、ロングドレスで装った生徒たちは

まるでアメリカのセレブヤングを真似たような振舞い、

しかし大人から見れがそれは茶番でしかない。

 

でもまあ、今晩は無礼講だから、、と私は口を挟んだが、

実際その光景の家中にいた相棒は釈然としない。

 

こんな子達を教えてたのか、、、と愕然としたよ。。。

 

相棒を一番憤慨させたのは、

 

食事も落ち着いた頃から生徒からきまぐれに

教師の名が呼ばれ、華向けの挨拶をしろと言われたんだそう。

 

勤続の長い教師たちは慣れているのか、快く笑顔でスピーチに応じていたそうな。

しかし、その合間の生徒たちの態度はまるで最悪で、

教師を吊し上げて囁きあい、変な中傷じみた笑いやヤジを飛ばす。

 

生徒はどんだけ教師を憎んで居たのか?

 

と相棒は思ったそうです。

もうここにはいられない、、

そろそろ順番が回って来るな、というころ合いで、

タバコを吸いに行くふりをして相棒は帰ってきました。

 

その後は隣のディスコテカで2次会。

生徒たちはそこで夜を明かし、次の朝、

校門で教師たちを待ちぶせして水をかける恒例行事を行ってフィニッシュ。

(水掛けはこの地域の恒例のようで、隣町に赴任していた時もありました。)

 

続きます。