私の従姉は代々税理士をしている家族に嫁いではや数十年。

現在では、彼女の息子と娘が事務所で働いています。

 

2月になると確定申告で家族みんなが忙しくなり、

家を支えている彼女も家族の仕事のペースに合わせて日々を過ごしているそうです。

 

通常案件、相続に関することや財産運用に関わる税金の相談を受けている身で

さらに確定申告、となると多くの職員を抱えている事務所でも手が足りないそうです。

 

なぜにこんなことを話すかというと、

 

彼らの仕事が忙しく無い時期を待っているからです。

 

タイトルの通り、実は在外日本人の間で

「密に疑問視されているらしい」

伴侶の遺族年金の受給のシステムを知りたいからです。

 

噂によると、

 

もし外国人である伴侶が亡くなり、自分は日本に帰った場合、

伴侶が払い続けた公的年金を遺族年金として受け取れるか。

 

これは勿論受け取れます。

そしてこれには日本の法律で相続税が課されます。

ここまではそうなのか、と理解ができます。

 

ところが、とある新聞の記事によると、

 

この年金を受給するにあたり

まだ受給に至っていない時点で

管轄省庁から「日本の平均寿命を見込んで」

魁けた相続税の徴取をされるとのこと。

 

実際、徴取の通知が来て、

その膨大な額に講義を申し立てている人がいるという

記事が物議をかもしています。

 

みんながみんな平均寿命以上生きるとは限らない上に、

まだ受けとらない遺族年金に対しての納税の請求は

どうもおかしい、そう記事は締め括っています。

 

私も同感です。そこで、

親類の専門家に尋ねよう、と思ったのです。

 

私のわずかな知識から

 

まず、税金額の確定と言うものは、

自らその年度に受けた収入を申告をして徴収額が決まります。

 

確定申告は住んでいる区、街単位でしますよね。

そして、税金の徴取も国税庁の支部とされる

自治体の税務署で行います。

 

しかし、実際新聞記事による実例では、

財務省からの通知が来たと言うのです。

 

これは一般個人の税金徴取では滅多にありえません。

 

財務相管轄の国税庁からの通知、と言うものも存在はします。

その場合は、大きな額や大幅な滞納への差押えなどの勧告通知です。

 

記事による遺族年金の相続税徴収は本来なら

年単位で計算された税の徴取を住んでいる地域の

税務署への振り込み、となるはず。

 

だから、先を見越してまとめて支払え、

なんてことにはならないはずなんです。

 

どこか腑に落ちない。

 

もう一つの疑問は、

 

この報道は昨年の今頃に流された後、

続報もないのに、この元記事だけが定期的に

ふっと浮きだって在外邦人の皆さんを不安にさせているのです。

 

何より私がこの件でモヤモヤしているのは、

不安になって、「だから日本は最低だ」「独裁政府だ」

と息巻くばかりでだれも事実を調べないことです。

 

スペイン在住の邦人の皆さんの中には、

日本で仕事をした経験がある方もいらっしゃる。

 

ならば、確定申告や地域税、不動産を持てば

固定資産税などについて某か経験がおありかと思います。

 

だから、疑問を持ったならば問合わせる場所もご存知だろうし

調べれば良いのに、なぜすぐに日本はダメな国だ、

独裁国家だ、となるのかがさっぱりわからないのです。

 

お仕事や結婚で祖国から離れて暮らす人々は

日本人ばかりでなく、世界中に同じ立場の人々が沢山います。

 

しかし、先進国出身の人間が、

母国を蔑む国はそう滅多にありません。

 

もしかすると日本人だけかも。

 

私は個人的な理由で日本を離れました。

当時は正直日本がきらいでした。

 

それは家族や一部の友人たちとの関係が起因で、

決して日本という国を忌み嫌ってはいませんでした。

 

そして現在、よくよく精神穏やかに考えると

日本ほど良い国はない、と思える場面に多く遭遇します。

 

ですから、

 

この件についても、もし誤解があれば、

それをしっかり調べて後に起こるかもしれない事態に備えたいと思うのです。

 

お話し変わって、、、

 

スペインでも確定申告があります。

日本と違ってお勤め先ではなく各自が申告をします。

 

私は主婦でスペインには収入や不動産はありませんが、

相棒の申告に際し、私を扶養家族として登録をすると

過納分が大幅に増えるとのこと。

 

今年度から始めたアプリからの申告で算出された計算票をみてビックリ。

単身での額とは数倍の差!

 

結婚しといてよかったね、と二人でほくそ笑みw。

 

夏に向けて(なんで?)新しいパソコンやらが欲しいらしいけれど、

将来のために貯金しとけ、と言っていますw。

 

おまけ

そろそろ暑くなってきたので、汗や日差で褪せるチェーンをやめて

総ビーズ編みのネックレスとブレスレットの作成に取りかかります。