前回では、ロマンス詐欺に遭いやすい傾向を私の経験から説明いたしました。

 

ここで、一体どんな経験だよ?と突っ込まれそうですが、それもかれこれ25年ぐらい前に遡ります。

 

仕事もそこそこ定着し、一人暮らしを始めました。その頃、アジア圏に出張に出ることもあり、そこでFacebookや海外でできた友人の紹介で始めた海外のデートサイトの登録で、いろんな人たちに出会いました。同時に、安価で一人飲みできる理由からスポーツバーに通うようになり、そこで多くの多国籍の男性の友人ができました。当時すでに彼がいたので恋愛対象に見られなかった私でしたが、彼らの日本人女性たちとの恋愛事情をたくさん聞きました。女性を泣かすひどい話もあったし、逆に女性にふられるのは自業自得だわ、というのも。

 

そう言った中で、日本女性が、いつかは本国へ帰って地元の女性と結婚するんだろう海外男性にひとときのめり込み、彼らに貢ぐ場面を見てきました。それらが私の経験の一部です。

 

さて、今日はロマンス詐欺に遭わないための対策。

 

前回最後に書いた、貞操観念の硬い人が詐欺に遭いやすい、というお話から。

 

話は少しそれますが、

 

コーチングなどでも、デート一回目でお泊まりはダメよ、と釘を刺します。確かに1回目は早急すぎますがw、私はこれはいい大人のデートにおいて説教じみてるな、と感じます。

だからと言って、3回目で「許した」ならヤリモクに騙されないか、というのも相手次第です。10回目のデートでホテルに行っても、騙す奴は騙すんです。1回のデートで男性が見抜けない場合は、女性にも責任のパーセンテージは傾く、と思っています。そして、男性の求めを「許す」と思っているうちは恋愛において対等ではないので、まずは恋愛をやめて、趣味や勉強で見聞を広げてみてはどうでしょう、と私ならお薦めします、冗談抜きで。

 

つまり、10代の女の子のような鉄のような貞操観念は、自立していて今後幸せな結婚生活を営みたい女性においては、幼稚すぎるし、身を守る鎧にはならないはおろか、適正の男性をも逃すことになります。

 

ここでの貞操、というのはセックスばかりではありません。性をアピールできるフィジカルさや知性を持ち合わせる健全さという意味です。

 

逆に、真っ当な男性の心理を推し量ると、何度も何度もデートをしてもお泊まりまで行きつかない、セクシュアルな話題にイラつく女性は好みませんし、「婚前交渉はだめ。新婚初夜に結ばれたいの」と言って了承する人は非常に稀有です。

 

ゲーム的にセックスが前提に始まった男女でも、その相性から健全な恋愛につながることも少なくはありません。

もしセックスが怖いなら、男性に腹を立てず、それを正直に真剣に打ち明ける勇気も必要です。もし、勇気を振り絞った女性を男性が鼻で笑ったのなら、その時は帰ってきてもいいです。馬鹿な男はいりません。

 

デートやセックスを求めてこない男性は、プラトニックを保つのに快適だ、もしくは多忙に任せてデートは面倒と考えては、いくらSNSでも恋愛は成立しません。

もし、この段階でそれを了承、もしくは交際中にデートもしない関係性を求めてくる男性は、たとえ100万回愛してると言われても、僕の可愛いフィアンセ、と言われても、詐欺だと思って間違い無いです。

 

しかし、日本女性にはこの傾向が非常に多いのです。それが私たち中年期に非常に多いのが現実なんです。

 

日本男性は若い子が好き、

 

というのは当たり前です。フットワークが軽く、野心や好奇心が強く交渉の成立が簡単だからです。同じ20代でも気難しければモテないのです。

ここら辺を誤解しているアラフォー、アラフィフ女性はとても多いです。

 

その割に、欧米系白人男性のアイコン付きのメッセージをもらうと、1発でころっとやられるのは、自分の強固な交際ルールから誘いを固辞し、それでも会おう会おうという男性を不潔に考えてしまう、恋愛(プラス失恋)免疫が少ないゆえに非現実的恋愛を無意識的に求めているからです。

 

もっと簡単に言えば、少女漫画の読みすぎなんです。そして、

 

これはもっとも詐欺師にはうってつけの条件なのです。

 

そして、前回述べた、4。同性の友人が少ない、というタイプは、のめり込みの沼から手を取って引き摺り出してくれる味方が少ないので、詐欺師のフルコースを食らってしまいがちです。

 

女性の勘は鋭いものです、自分自身は見えなくても友人が何かにのめり込むとアンテナが反応する人は多いです。

その人たちが「怪しくない?」と釘を刺すことで未然に防げることは多いし、徒党を組んで情報を教えてくるなど詐欺に抗うようみんなで守ってくれます。

 

そして、彼女たちの忠告を無視して騙されても、傷ついた友達を蔑ろにせず慰めてくれる存在になります。

 

もし、あなたが恋愛に不器用な自覚、もしくは恋人が欲しいけれどモテない、とお思いなら、まずは女性の友達を作りましょう。

 

同性の友人が多い男性がモテるのと同じように、女友達の多い女性はモテるのです。そして、味方も多い。

 

ロマンス詐欺にならないための対策は、一つ、

 

潜在的孤独にならない

 

ということ。仲間から得ることが、頑なな恋愛ルールを打ち破り、大人らしい男性との付き合い方を教えてくれます。

 

もう私たちは10代20代の小娘じゃ無いんです。

守るものがたくさんある女性です。

 

お金だけでなく、詐欺にあって命を落とす人もいます。

 

婚活、人生のパートナー探しをされている皆さんには、

ぜひご自身の身を守り、心豊かになるための恋愛、パートナーを探していただきたいです。