せっかく日本映画が国際映画賞獲ったのに影が薄くなっちゃった原因のウィル・スミスビンタ事件と聾唖者が聾唖者の役やって賞取っていいのか問題。
後者は別に話題にするとして、
ウィル・スミスどの、あんた「つられ笑い」してたじゃん、ジョーク聞いて。思いの外、横の奥方ジェイダさんが渋い顔したんで慌てたし、奥方への侮辱になんもしないと言われたら。。と思ったでしょ?
もうスタンドプレイ丸見えで驚きました。
しかしそれより驚いたのは、
旦那があそこまで衝動的行動を起こさねばならないほどのアクション、
私見逃しませんでしたぜ、ジェイダさま。
あれで完全ウィル殿が尻に敷かれてるのが露呈しましたな。
男性が、意表をつくほど大袈裟な行動に出る時、そこには女性の「差図」のようなものが発火材になることがある、とずっと前に習いました。
例としては、ヤ○キーの喧嘩。
大体これまでの戦績で形勢が読み取れる相手にはキリがいいとこで手を打とうというのが男性同士の暗黙の了解。
ある程度の闘争の末和解に持っていこうとすると、
許さないんですね、負け犬と呼ばれたくないカノジョが
は?それでもあんた男?一発かまして天下取ってきなよ!
って焚き付ける。するとそれを無視できない「こまい男」はそうか!ウォーってなもんでそこらへんの岩持って相手を背後から殴打。
血まみれの相手見てハッとする。周りは唖然とし、誰1人褒めてくれない。
その雰囲気に焚き付けた彼女も逃げる。
あんた、何やってんのよ。。もう。。
受賞後のウィルのスピーチの熱の入れようと涙は、妻を守ったつもりなのにやり方間違えて妻にも仲間にも褒められない「どうすればよかったんだ?」の訴えに近かった気がする。
ジェイダさんの身体的症状には大変だろうなという思いはあるが、彼女はウイッグはつけず脱毛症を公表している。
私は彼女が言われたジョークを堪えてかわせないはずがないと思った。だから、彼女があの場でもううんざり、という顔を見せたのが意外だったし、カメラはそれをきっちり捕らえた。ウィルがつられて笑っているのとツーショットで。
ウィルは混乱しただろうなと思う。そして、この人はこういうやり方でしか彼女を守れないんだろうなと思う。
数年にわたり息子の友人と不倫をし、トークショーで相手に暴露された妻を。
別居中だったから
とこれまたトークショーで言い訳をする妻の横で、大人しくしているウィルを想像するとどうも寛大とかいうものではない気が。
まあ、どう見ても仮面夫婦にしか見れない私は偏狭なのかもしれない。
なんて最後はちょっと村上調で〆てみる。
「ドライブ マイ カー」も色々ある映画でしたが賞取れてよかったよかった。