理想というものを実現させる方法は、

 

適切な努力

 

のみだと経験上感じます。

 

昨日から相棒の実家にいるのですが、上階の男の子。

最近ピアノを買った様子。

 

そして、なんだか色々習ってきてはいるようですが、

なかなか練習はデタラメを絵に描いたよう。

 

好きではあるけど練習が嫌いな人の楽器練習にありがちなのは、

 

1。ゆっくりじっくり練習ができない。

2。1曲につき1回。

3。一応間違わずに弾ける曲をちょくちょく挟む。

4。数分で終わる練習を、1日ランダムに何回もやる。

 

楽譜を覚え、指を慣らすにはゆっくり練習をするべきなのですが、

これが我慢できないとまず到達点が見える練習にならない。

 

そして、できないところは何度も練習するところ、

うまくできないゆえに1回通してやめてしまう。

 

特に新曲は間違いが多くて滅入る。自尊心を回復させるために

発表会などで人前で弾いたことのある曲をちょくちょく挟む。

 

面倒な練習は数分の後飽きてしまうが、また楽器の前を

通ると素通りできなくて弾いてみたりする。

 

このルーティーンは、もう何においてもダメダメだったりする。

 

ところが、これがスポーツだと辛抱強くやるケースが多い。

 

それは目に見える試合や同僚との活動、競争の中で

自分の実力いかんが成功失敗を左右すると知ってるから。

 

練習の大切さを理解するのは、

失敗してそれを他人に気付かれた時の恥ずかしさ、

そして責任感や失敗への恐怖度合いによると深く確信します。

 

音楽や絵を描いていると、自身と向き合うことが大半なのと、

出来上がったものへの判断基準が万人全てに明確じゃない。

 

ある人は良いといい、ある人はダメという。

先生はダメというが、家では家族はよくできてるじゃない、

とか、逆に無関心だとついつい練習が甘くなってしまう。

 

このようなプロセスに慣れている人たちでも、

何か没頭できる目標ができると

驚きの集中力で上達を目指す。

 

あんなにだらだらして練習してた子が、

3度の飯を惜しむほど集中し始める。

 

しかし、先に脳内成功を果たし悦に浸ってからの試練は、

上記のようにやってるようでやれてないことが多い。

 

一生懸命名門出身の家庭教師をつけても、

環境を良くしても、そして、本人も

やる気を見せてるようでも、

 

心の中では、いつでもやろうと思えば自分はできるから

と、怠け呆けてしまい、結果全てが空回りしてしまう。

 

しかし、環境を整えられた子供は、

目指す仲間や形やお題目の表面にだけに慣れてしまう。

 

そして結果、自尊心が実力に伴わない子は、

成功から真のプライドやタイトルを得る喜びを知らないので、

自尊心自体が何なのかが分からなくなる。

 

そして「形だけ」どんどん整えていく。

 

服装や装飾品、住居や出かける場所や

付き合う仲間、全て成功者と同じステイタスを求める。

 

そういうものに囲まれて擬似成功を

成し遂げるためだけに努力をし始める。

 

私は、自尊心にコーティングされて

内面の持ち物で勝負できない人を

身内に持っています。

 

とにかくその人にはお金がかかる。

 

そして、行動や言動が同世代より幼稚なために、

叩き上げや努力の意味を知る人々には

陰で裸の王様呼ばわりをされ、年下には尊敬されない。

 

それでも、その人は自分の背中を見ることがない。

 

本当は実態を知っているのだと思う。

 

でも認めたら崩れる脆い自分のために、

ないものは人にたかって「ある」と装って生きていく。

 

日本一国に忖度を受けられる身分を掴んでも、

自分は自分、と自らの足で立つ人もいれば、

 

それは自分の運命であり、施されるべき待遇に

自分はそれに相応しいのだから

 

と考えるかでこの後の人生が変わると思う。

 

しかし、後者の考えは所詮張子の虎で、

人が離れれば、徐々にメッキが剥がれて使い物にならない。

 

私は、小室圭という人物の将来に

一縷の望みが残っていてほしい、と思う。

 

あれほどまでの疑惑を持つ行動をしながら

金策に励んだ母親が彼にあつらえた環境は、

少なかれ彼の何かの徳にはなっているものの、

 

その割には、彼自身が高く評価される場が少ない。

 

大手銀行に就職するも数年で辞めてしまう。

 

これも将来の妻のアドバイスだったのだろうか。

 

十分安定して努力を重ねれば

たくさんのスキルとステイタスが得られたろうに。

 

そして畑違いの弁護士を目指す。

普通考えれば非常にリスキーだが、

 

伏線はあつらえて貰った環境で万事補えた。

英語もできる、コミュ力も万全。

 

だけど、

 

最も肝心な成功ポイントはご自身だと

気づいているのだろうか。。。

 

彼には自信が持つ地盤がある。

 

適性意を見据え、地道にじっくり積み上げることで、

国の税金も、妻の血統も使わずにセレブになり得る、

ということを是非何かの機会を持って実感していただきたい。

 

人生において、高望みは最悪の敵、だと知ってほしい。