画像引用元:ja.wikipedia.org
◼️原題:The Phantom of the Opera
◼️原作:ガストン・ルルー「オペラ座の怪人」
◼️監督:ルパート・ジュリアン
◼️出演:ロン・チェイニー
メアリー・フィルビン
◼️1925年 107分
仏国探偵小説家ガストン・ルルウ氏の同名の小説からエリオット・クロースン氏が脚色し
「メアリー・ゴー・ラウンド」「愛国の喇叺」等と同じくルパート・ジュリアン氏が監督し
ギブスン映画で御馴染みの監督エドワード・セジウィック氏が特に補助監督をして製作された
1925年度ユ社超特作映画である。
主役は「ノートルダムのせむし男(1923)」に主演したロン・チャニー氏で
「メアリー・ゴー・ラウンド」「五番街のモデル」等に共演したメアリー・フィルビン嬢と
ノーマン・ケリー氏とが主要な役を演じ、その他ギブスン・ガウランド氏、
ヴァージニア・ペアソン嬢、アーサー・エドモンド・カリュー氏等の好い顔振れごころが出演している。
なお劇中劇「フアウスト」はテクニカラーで撮影した。
引用元:eiga.com
怪人エリックのメイクが怖い〜💀
まず、本作は、ガストン・ルルーの原作「オペラ座の怪人」を忠実に映画化したものと言われているが、
原題は同じなのに、邦題だけが「オペラの怪人」となっているところに、あれ?となる。
また、原作はゴシックホラーの位置付けだったが、
本作は、サイレント・ホラー映画である。
本作は、始まりかたも終わりかたもホラーっぽいな〜と思う。
とにかく主演ロン・チャニーのメイクが怖い、笑
ロン・チャニーは、第一次世界大戦の負傷兵の顔から
メイクアップのインスピレーションをもらったそう。
このメイクも原作の怪人エリックに一番近い表現だそう。
先日見た「オペラ座の怪人」(2004)はミュージカル映画で、
ゴーストにもストーリーがあり、深く考えさせられるな〜と感心した。
そして、ガストン・ルルー原作の「オペラ座の怪人」がホラー映画やミュージカル映画と
こうも違うものに幅広く変形されるのが面白いな〜と思う。
ホラー映画作成に力を入れるきっかけとなった作品〜🧟
本作成功後より、ユニバーサルはホラー映画製作に力を入れるようになったそう。
「魔人ドラキュラ」(1931)
「フランケンシュタイン」(1931)
「狼男」(1941)
「透明人間」(1933)
「ミイラ再生」(1932)
それぞれの続編が製作され、現在に至る〜👻
ガストン・ルルーの原作「オペラ座の怪人」が後世に色んな影響を及ぼしているのが面白い〜♪
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