こんにちは、しゅんすけです。
今日は 足元を見て歩く というお話です。
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人間しゅんすけさんが内観を続けていた頃
こんなに辛いの?
これいつまで続くの?
早く終われよ
よくもこんな道を勧めてくれたな…
そんなセリフを、師匠に言いたくなったものです。
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それはどんな時だったか…?
と言えば
【足元をみて、一歩一歩あるいていくこと】
に疲れていた時でした。
自分が始めたことなのに…
僕も、先輩(覚者)たちの景色をみたい
と思って始めたことなのに…
先輩(覚者)たちは足元を見て歩いてる。
自分の足元には
一気に出来ないもどかしさ
理想通りにできない悔しさ
不器用な自分への不甲斐なさ
すぐにできない許せなさ
が転がっている。
それは見たくないから
ついつい先を見たくなる。
目を前に向けると途方にくれる。
だから文句や恨み節を言いたくなる。
そんな感じでした。
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多くの人は、先を見て、目標を立て
希望を抱き、夢を描き
そこに向けて突き進んでいくこと
コツコツと努力を重ねること
達成した時の満足感、充実感
などを味わいます。
しかし、覚者の歩き方は
先を見るのではなく、足元を見る。
希望や、夢を見るのではなく
足元を一歩一歩、進んでいくことです。
そして
気づくと、いつの間にか進んでいる
(努力したわけではない、歩いてきただけ)
時には、昔の願いが叶っていると気づいたり
時には、願いがどうでもよくなっていたり
そんな事を懐かしむ…
そんな感じです。
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足元には色んな感情が出現します。
多くの人は
つらさに負けて前方(未来)を見たり
悔しさに負けて後方(過去)を見たり
陥りがちです。
今ここ、足元を見ません。
足元を見ずに歩くと
進んだ気になって、その場で足踏みしてるだけ
みたいな事になります。
進んだ気になってる時は
辛さ、悔しさを忘れられますが
結局のところ
辛さ、悔しさからは逃れられないのです。
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どんな現実が現れて
どんな感情が出てきても
目を背けず、受け入れて、その上で
一歩進んでいく。
覚者の景色とはそんなものです。
顔を上げて、先を見て、歩いている人はいません。
今、自分が何を感じているのか?
今、目の前の現実はどんななのか?
今、どうしたいのか?
ありのまま見てるだけです。