前回の記事
の続きです。
今回は、
自分の性格の強みを発揮する
には、どうしたらいいか？
について、矢野の考えを書いてみます。
まずは、おさらい。
人の性格は、5つの要素の組み合わせできている。
その5つとは
外向性、神経質傾向、誠実性、
調和性、開放性。
日本語のニュアンスとかなり異なるので、
表にまとめてみました。
（参考文献
ダニエル・ネルト著）
（表1）
（表2）
『パーソナリティを科学する』の
巻末にビッグ5パーソナリティの
自己評価ができる質問がついています。
矢野もやってみました。
・外向性：低
・神経質傾向：低
・誠実性：高
・調和性：中間ー高
・開放性：高
では、矢野の性格を例にして、
性格の強みを発揮する
とは、どういうことか？
を説明していきますね。
私は「外向性」が低く、
「調和性」は中間より高いです。
出世する人は
外向性が高く
調和性が低い
人が多いのだそうです。
私と真逆です
。
外向性は、報酬や快楽に対する
欲求の高さを表します。
外向性が高くない人は
そもそも、お金儲けや出世に
興味があまりないのです。
そして、調和性は
共感力のスケールを表します。
調和性が高いと
人の痛みが分かり過ぎて
自分に有利な決断が
しづらくなってしまいます。
この本の著者は、
「自己中心的で欲の深い人が出世する。
いいやつは出世できない」
と言っています
世の中の成功本は
ビジネスで成功した人が書いた本です。
この人たちは、ほぼ例外なく
外向性が高く
調和性が低い
人たちです。
私のように、
それと真逆の性格の者には
まったく役に立ちません。
当たり前ですが、
自分に似た性格の人
の成功体験でないと
ほとんど役に立ちません。
矢野の外向性が低い
つまり内向的な性格は
子どもの頃から変わっていません。
公園のベンチに一人腰掛けて
池のカモを眺めながら
「ああ、平和だぁ…」
と思う小学生でしたから。
そんな矢野は、
心の平静を求める人たちの
役に立ちたいと
心理カウンセラーになったのは、
自然なことなのかもしれません。
そのことで、
自分の性格の強みを発揮する
ことができたのです。
心理カウンセラーで
外向性が高く、調和性が低い
人も稀にいますが、
彼らは、人を癒すことよりも
お金儲けの方に関心が移っていきます。
それも、性格の強みを生かして
いることになるのです。
彼らのお陰で、
業界は活気づくのですから。
（儲からない業界は発展しませんから）
矢野は、ストレス耐性の指標となる
神経質傾向が低いです。
セラピストや精神科医は、
自分自身も病んでしまう人が多いです。
それは、調和性と神経質傾向
両方の高さを合わせ持っているからです。
共感しすぎて、自分まで
つらくなってしまうんですね。
その点、矢野は調和性は高いですが
神経質傾向が低いため
相談者さんのネガティブ感情に
引きずられずに済んでいるのです。
また自営業は、浮き沈みが
とても激しいです。
収入が、前年の半分以下
になってしまうことも
珍しくありません。
それでもめげずに
立ち上がる強いメンタル
（神経質傾向の低さ）
も自営業者には必要な能力です。
また矢野は、誠実性がかなり高いです。
誠実性は、自分で計画を立てて
コツコツと努力できる力のことです。
自営業は、誰も指図してくれないので、
自分で決めて、自分でやる
という自己管理能力の高さが必須です。
脱サラして個人事業主になることで、
自分の性格の強みが発揮できる
ようになったわけです。
ですが反面、誠実性が高い人は、
予想外のことが起きると
結構パニックになります。
ビジネスで大きく成功するには、
市場の変化に臨機応変に対応
していく能力が必要とされます。
矢野は、誠実性が高すぎるため
臨機応変に対応する能力が低い。
だから、大きな成功をおさめる
ことはできていないんです。
起業して大きく成功している人って、
あまり計画を立てずに
とりあえず、やってみて
方向修正を繰り返していく
というタイプの人が多いです。
矢野は、開放性もかなり高いです。
開放性は、独自のものを生み出す能力です。
矢野が、心理療法と成功法則
脳科学や禅などの知識と技術の
共通点を整理して
癒されながら夢が叶う方法
を体系化して、
今までにない独創的な講座
を創れたのも
この開放性の高さを発揮したからです。
矢野の性格特性である
・外向性：低
・神経質傾向：低
・誠実性：高
・調和性：中間ー高
・開放性：高
を組み合わせると
人を癒す（調和性の高さ）
独創的な（開放性の高さ）仕事を
一人で小ぢんまりと（外向性の低さ）
すべてを自己責任で行い、
地道に築き上げていく（誠実性の高さ）
並大抵のことではへこたれない
倒れてもすぐに起き上がる
強いメンタル（神経質傾向が低い）
を必要とする一人ビジネス。
というのが、矢野の性格の強みを
最も発揮できることである
ことがわかります。
心理療法家にならなくとも
なんらかのセラピストか
フリーのプログラマー
小説家やデザイナー
などになっていたと思います。
いかがでしょうか？
このように、5つの要素を
別々にではなく、
全体的に把握することで
自分の強みが見えてきます。
あなたも、
の巻末のテストをやってみてください。
そして、自分の性格がわかったら、
自分と似た人を探して、
その人の
メルマガやブログを読んだり、
本を出していたら読んで、
セミナーや講演会などに参加して、
その人の真似をしてみる
といいですよ。
そして、
心理療法を学び実践すると
より、自分のことがよく分かる
ようになりますよ。
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