あなたは、
悩みから抜け出したり
成功するためには
性格を変えなければならない
と思っていませんか？
今回は、そんなあなたのために書きました。
現在最も信頼性のある
性格診断と言われている
ビッグ5パーソナリティについて
詳しく書かれた本を読みました。
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本書で著者は次のことを強調しています。
性格に良い悪いはない
どの性格の要素にもメリットとデメリット
の両方がある。
性格はタイプ分けできるものではない
すべての人が、5つの要素の
すべてを持っている。
身長ゼロの人がいないように、
外向性ゼロの人はいない。
性格は5つの要素の組み合わせ
によってできている。
性格は変えられない
性格は変えようとして
変えられるものではないし、
変える必要もない。
その状況に適切な行動をすればいいだけ。
自分の性格の強みを発揮しよう
私たちには、自分の性格の強みを
生かせるように行動する自由がある
一卵性双生児の長期間にわたる調査から
人の性格は遺伝でほぼ半分が、
残りが環境で決まる
とわかりました。
しかし著者は、実際には遺伝の要素が
もっと多いだろうと考えています。
なぜなら、同じ人物であっても
日によって性格テストの結果に
バラツキがでるからです。
研究では、これを環境による違い
に入れています。
また、一卵性双生児は
壮年期以降、より性格が似てくる
ことが調査で分かりました。
もし、環境で性格が変わるのであれば、
歳を重ねるごとに性格の違いも
大きくなっていくはずです。
それが、逆に似てくる。
（「きんさん、ぎんさん」懐かしい）
これは、どうしてかというと、
壮年以降になると、定年退職したり
子育てを終えたりするため、
環境に適応するために
仮面を使い分ける
必要がなくなるから
ではないかと矢野は考えます。
仮面を外して
本来の性格が表れるんですね。
ということは
人間の性格は一生変わらない
と言えるのではないでしょうか。
（もちろん、貧困や暴力や戦争
といった異常な環境に身を置いたら
別でしょうが）
そもそも自分や相手の
性格を変えようとすることは
人格を否定することです。
それでは、
ますます苦しくなりますよね。
上手くいくことも
上手くいかなくなってしまいます。
相手との関係も
ますます悪化するでしょう。
だから、
性格が遺伝でどの程度決まるにせよ、
自分や相手の性格を変えようとしない
方がいいのは間違いないです。
変える必要があるのは
性格ではなくて、言動なのです。
問題が起きるのは、
上手くいかないのは
性格のせいではなく、
その状況に不適切な言動のせい
なのです。
私は講座の受講生さんに
耳にタコができるくらい言います。
カウンセリングで
絶対に守らなければいけないこと。
相談者さんの
「性格」と「感情」を否定しない。
なぜなら、「性格」と「感情」は
意識的に変えることができないもの
だからです。
そして、人は否定されると
防御に入ってしまって、
動くことができなくなってしまう
からです。
そんなことない。
「性格が変わったとしか思えない人いますよ」
と、おっしゃるかもしれません。
それは性格が変わったわけではなく、
言動（性格の表出の仕方）
が変わったのです。
たぶん、性格が変わった
と見える人も
元の環境に戻れば
性格も元に戻ります。
人はストレスフルな環境に
身を置くと
それに適応するために
言動が極端に変わることがあります。
それが「性格が変わった」
ように見えるのです。
（そういう人、何人も知っています）
悩みから抜け出すために
する必要があることは、
性格を変えることではなく
自分に変えられるもの
・行動
・考え方（言葉）
・イメージ
・環境
を変えることだと矢野は考えます。
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矢野の講座では、
これらの変え方を
体験していただけます。
性格を変えようとしない。
「行動」「考え方」「イメージ」「環境」
自分に変えられることを変える。
それが、
ありのままの自分で幸せになる
ということなのではないでしょうか。
次回は『自分の性格の強みを活かす』
には、どうしたらいいのか？
について書きます。
一生知ることのない
がたくさんあります。
従来の【通学コース】に加えて
自宅に居ながら受講していただける【オンラインコース】を新設します。
どちらのコースも毎回
矢野が受講生さんにカウンセリングを
させていただいて、その解説をいたします。
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