こんにちは、心理セラピストの中野です。
今日は、イップスの原因についての話をしします。
イップスの原因って何だと思いますか?
例えば・・・
A選手は、トーナメントでパッティングの時に、手が思うように動かなくなるという
悩みを抱えているとします。一種のイップスですね。
一方B選手は、パット自体は上手くありませんが、何事もなくパッティングすることができます。
Aさん/A選手の悩みの原因は何だと思いますか?
「大勢の人前に出る」もしくは「プレッシャー」という答えが聞こえてそうです。
一般的にはそれでOKです。
心理学的にいうと、原因は別の場所にあります。
A選手の中で何が起きているのか、細かく分解すると次のようになります。
【出来事】
① トーナメントでパッティングをする
【想像/思考】
② 外したらどうしよう/またイップスになったらどうしよう
【感情】
③ 怖い/悲しい
【行動】
④ 手が震える/手が動かなくなる (イップスになる)
もし①の「出来事」が原因だとしたら、B選手も同じ結果になるはずです。
実際には、B選手はなんともないので、①はイップスの原因ではないのです。
では、イップスの根本原因はどこにあるのか?
②の【想像/思考】
と思った人。
おおむね正解です。
なぜおおむねなのかというと・・・・
思考自体は根本原因ではないからです。
実際は思考に対して無意識で<意味づけ>がされるのですが、
この意味づけこそが根本原因なのです。
① トーナメントでパッティングをする
② 外したらどうしよう/またイップスになったらどうしよう
↑ ↑
<意味づけ>
例
・この距離で入れられない自分はプロゴルファーとして失格だ
・緊張してしまう自分はダメな選手だ
・賞金を獲得できない自分はプロゴルファーとして価値がない
etc
③ 怖い/悲しい(感情)
④ 手が震える/手が動かなくなる (イップスになる)
だから、B選手のように、うまくパットができなくても
自分は問題ないと意味づけができている選手はイップスになりません。
では、A選手がイップスを克服するにはどうすればいいでしょうか?
感情を変えようとして訓練したり、
薬などで感情をコントロールしても、根本の解決にはならなりません。
治ったと思っても、しばらくすると元に戻ってしまうでしょう。
もう理由は、分かりますよね?
アプローチするところが、ずれているからです。
そうです、<意味づけ>に直接アプローチして、変化させることで
イップスを解消していくことができます。


