心の中で葛藤があるとき、または何かに対してストレスを感じているとき、自分の中で反発しあっている感情が存在しています。
天使の声と悪魔の声とたとえることができるかもしれません。
①こうした方がいいとか、もっとこうでなくてはいけないという正義の声。
②もう1つは、そんなにいい子にしなくてもいいでしょっていうなまけものの声。
①をトップドッグ②をアンダードッグと言います。常にトップドッグとアンダードッグとがせめぎあっているのが常になっていると、何にもしてないのに疲れを感じたりします。
反発しあっている状態のままなのでストレスを感じ、からだに無意識に力が入ってしまって、腰痛や肩こりなどにつながったりします。
感情を表出することが大切だと過去に書きましたが、表出することと同じように、トップドッグとアンダードッグを統合することも大切です。
これは相反する考えや感情を1つにするということなのですが、お互いの言い分に折り合いをつけるだけですので、思っているより簡単です。折り合いをつけるというのは、互いの意見や価値観を認めるということです。
ここで、あまりきれいに物事を考えすぎてはいけません。認めるというのはある意味、あきらめるという感じに酷似しています。
「これでもいいか」と思えること。二つの価値観のそれぞれの言い分を聞き入れて、一番自分にしっくっりくるように統合することが大切です。
そのためには、自分との対話が必要です。