そんなこんなで、一応MGUS(エムガス)という診断が下った。
MGUSについて、やっぱり気になるのはその恐ろしさ具合。
病気検索する人にはお馴染みの?「MSD マニュアル」、プロフェッショナル版より引用。
MGUS。意義不明の単クローン性免疫グロブリン血症。
MGUSの発生率は,年齢とともに増加し,25歳の1%から70歳を過ぎると5%を超える。
なんと!70歳も過ぎれば5%以上の人がMGUSってことは、結構おられるじゃないですか!
と、なんとなく仲間が沢山いるような気がして元気づけられる単純さ(笑)
MGUSは,通常無症候性であるが,末梢神経障害がみられることがある上,骨量減少が促進され骨折が起こりやすくなるリスクが高い。最初は,ほとんどの症例が良性であるが,最大25%(年当たり1%)が骨髄腫のほか,マクログロブリン血症,アミロイドーシス,またはリンパ腫のような関連B細胞疾患に進行する。
ここがギャンブル感いっぱいでドキドキが止まりません(;´Д`)
年当たり1%って考えると、1年間で100人に1人、恐ろしい病気へと進んでいくのか、、、。
2年間だと100人に2人と増えていくとすると、MGUSに早く(若く)なればなるほど、進行する確率高くなってない!?
最大25%って、MGUSになったのが70歳だとすると、25年後は流石に亡くなってる人も多いから分からないだけじゃないの!?
私の25年後はまだ72歳です!
ん?72歳か。。。
まあ、「まだ」っていうには長生きを想定しすぎですか(;・∀・)
とにかく、進行する4分の1に入りませんように。
少し話は逸れまして。
上咽頭がんになってから、今までどれだけ自分の老後を「当たり前」に考えていたかに気づきました。
いや、考えていないから当たり前に思っていたと言えるんですが。
今は、90歳近い日本女性の平均寿命を何気なく自分に当てはめること、違和感を覚えます。
日常会話で「老後の貯金が心配やわ~」とか、しょうもないことを言いかけてハッとします。
普段、結構老後のことを話題にしてたんだなとも気づきました(笑)
あ、悲観的に「先が見えない」ではなく、「まあ、先のことはわからないし」って感じです。
だからといって、一日一日を無駄にせず必死に生きてやる!!ってテンションMAXになる気配が皆無なのは、性質上でしょうか(;^ω^)
もちろん出来れば元気にまあまあ長生きしたいとは思っているけど、20年先が絶対で当たり前じゃないという気持ちが、自分の一部となった感覚があります。
でも、「10年先」ではちょっと少ない!病気後の今でも全く納得いきません(笑)
これも治療を終えて2年弱の今の気持ちは、ですが。
話をMGUSに戻します。
前回ブログでも書いたように、この病気は、MGUS→くすぶり型→骨髄腫って進行していく可能性があるのですが、ハッキリと線を引けることではなく、境界はあいまいな部分もあります。
症状もそれぞれ。
それでも、痛いと噂の骨髄穿刺をして、更に骨髄をしっかり調べると、今後もし、進行したときに治療するための情報として役立つ違いないと、、、
というか、やっぱり単純に気になる!知りたい!!
そんなわけで、4月17日、検査結果を聞いた日、意気込んで早速4月23日に骨髄穿刺の予約をして帰宅。
なのに!私ってば。
家に帰ってから4月25日に事務所の引っ越しだったことを思い出し、「うーん、もし、骨髄穿刺で、体調とか崩したらどうしよ」と心配になってきた。
骨髄穿刺の後、腰痛がしばらく残った人もいるらしいし。
結局、30日に延期してもらっちゃいました(;・∀・)
なのになのに!私ってば!!
引っ越しは無事終えたものの、現在、移転先の新しい事務所をフルリノベーション中。
5月末に完成予定なので、佳境も佳境です。
もし何かあったらどうしよう、まずいな、、、と、不安になってきて、また変更をお願いすることに。。。
先生にルーズなヤツだと思われたくないので、「コロナウイルスが心配で」とか、変な嘘をついてしまいました(;´Д`)
そして「6月くらいにお願いします」と言うと先生は、
「コロナが心配でしょうし、7月にしましょう。では、7月31日に。大丈夫ですか?」
え!?気になるからもうちょっと早くてもいいのに!!
いや、流石にそれは言えません(笑)
「はい、7月31日にお願いします。」
あと二ヶ月半、MGUSのことは忘れておきます。
ひとまず、これで。
MGUSが発覚するまで①~⑤終了。