やったニキビが治ったのに、肌がデコボコになったり、赤みや茶色シミになったりとニキビ跡が残っている・・・。

 

しかもちゃんと洗顔、保湿ケアは行っているのになかなか消えないし、治らない・・・。

 

ニキビ跡が残っていると目立つから他の人からの視線が気になりますよね。

 

男のニキビ跡のスキンケアで大切なことは、正しい方法で対処することです。

 

この記事では日本化粧品検定2級の資格をもつ僕が、ニキビ跡の原因と自力でできるスキンケア方法について紹介しています。

ニキビ跡の種類と原因

ニキビ跡は症状によってスキンケア方法が異なってきます。

そのため、自分のニキビ跡の種類を把握しておくことが大切です。

 

ニキビ跡の種類は大きく3種類に分類されます。

  1. 赤みのニキビ跡
  2. 茶色シミが残る色素沈着のニキビ跡
  3. 肌がデコボコになるクレーター肌のニキビ跡

詳しく紹介していきますね。

赤みのニキビ跡

赤みのニキビ跡はニキビのひどい炎症が治った後に残る炎症後紅斑という症状です。
 

この炎症後紅斑はニキビの炎症を修復するために毛細血管が増えたり、広がったりすることで肌が赤色に見えている状態です。

 

このニキビ跡の赤みは自然に消えていくものもあれば、時には数ヶ月~数年続くこともあるそうです。

茶色シミが残る色素沈着のニキビ跡

色素沈着のニキビ跡はひどい炎症のニキビが治った後に残る炎症性色素沈着という症状です。
 
炎症性色素沈着はニキビの炎症でシミの原因となるメラニン色素が大量に作られ、茶色シミとして残っている状態です。
 
肌を守るためには身体がとった防御システムだと思ってください。
 
このニキビ跡の色素沈着は下記図のように肌のターンオーバーが正常に行われることで、自然に肌の外に排出されて消えていきます。
肌のターンオーバーは10代、20代であれば28日サイクルで行われます。この肌のターンオーバーは加齢とともに遅くなっていきます。
 
もちろん若くても肌のターンオーバーが乱れているとサイクルは遅くなってしまいます。

肌がデコボコになるクレーター肌のニキビ跡

肌がデコボコになるクレーター肌のニキビ跡はニキビの炎症が毛穴周辺までおよんでしまい、肌が凸凹になっている状態です。
 
ニキビ跡のクレーター肌が自然に治らないのは、真皮層と言われる深い層まで及んでしまっていることが原因です。
 
肌凹みが浅い層であれば、肌のターンオーバーが行われることで自然に改善していく可能性はありますが、真皮層まで及んでしまっている場合は美容皮膚科での治療を検討する必要があります。

ニキビ跡を自力でスキンケアする方法

ニキビ跡を自力でスキンケアする方法について種類別に紹介していきますね。

ニキビ跡の赤みを自力でスキンケアする方法

ニキビ跡の赤みのスキンケアで大切なことは、「色素沈着のニキビ跡として残ることを予防すること」です。
 
そのために効果的なのがビタミンC誘導体を配合している化粧水を使ってスキンケアをすること。
 
ビタミンC誘導体には「メラニン色素が作られるのを抑える」「メラニン色素を還元する作用(薄くする)」「肌の修復を助ける働き」など多くの美容効果が期待できる成分です。

ビタミンCは美白としてではく、炎症を抑えたり肌の修復を促すために使われます。(P198引用)

参考本:素肌美人になるためのスキンケア美容医学事典

赤みのニキビ跡についての詳しい原因や自力のスキンケア方法について下記記事(男の消えないニキビ跡の赤みを自力でスキンケアする方法は?)でより詳しく紹介しています。

ニキビ跡の色素沈着を自力でスキンケアする方法

ニキビ跡の色素沈着のスキンケアで大切なことは3つです。
  1. 肌のターンオーバーを整えて、メラニン色素の排出を促す
  2. メラニン色素の還元作用のある成分を配合している化粧品を使う
  3. 紫外線対策をする

下記図のように肌のターンオーバーを促すことで、茶色シミの原因であるメラニン色素が肌の外に排出されるのを早くすることができます。

そして、新たなメラニン色素が作られないように美白成分を配合している化粧品でスキンケアすることも大切になります。

 

そのために効果的なのがビタミンC誘導体を配合している化粧水を使ってスキンケアすることです。

 

ビタミンC誘導体には「メラニン色素が作られるを防ぐ」「メラニン色素を還元する」作用が期待できるからです。

 

色素沈着のニキビ跡についての詳しい原因や自力のスキンケア方法について下記記事(男のニキビ跡の色素沈着-茶色シミは自力のスキンケアで簡単に消える?消えない?)でより詳しく紹介しています。

ニキビ跡のクレーターを自力でスキンケアする方法

ニキビ跡のクレーターは自力のスキンケアで治すことが難しい症状です・・・。

ただ、「肌を少しでも良い状態に保つ」ために正しいスキンケアをすることが大切です。

 

具体的には3つあります。

  1. ニキビ跡の赤みの改善を助けることができる
  2. 色素沈着してシミとして残るのを予防できる
  3. ゴアゴアしている肌の状態を少しでもよくできる

基本のスキンケアは赤み、色素沈着のニキビ跡と同じくビタミンC誘導体を配合している化粧水を使うのがおすすめです。

 

そして肌のターンオーバーを促すため、ゴアついた肌をケアするためにピーリング化粧水を用いたスキンケアもおすすめです。

 

クレーター肌のニキビ跡についての詳しい原因や自力のスキンケア方法について下記記事(男のニキビ跡のクレーター肌は自力のスキンケアで治らない?)でより詳しく紹介しています。

まとめ:男性のニキビ跡は正しい自力のスキンケアが必要

男性のニキビ跡を自力で治すためには、正しい方法でスキンケアを行うことが必要です。

 

そのために必要なことは下記の2つです。

  1. 残っているニキビ跡の種類を知る
  2. 種類ごとに異なるニキビ跡のスキンケア方法を実践する

そしてスキンケア化粧品を選ぶさいのポイントは、自分の肌と相性がよい化粧品を使うことです。

 

例えば、ニキビ跡ケアによいビタミンC誘導体を配合していても、赤みができたり、ニキビができたりと肌が悪化してしまう場合などです。

 

だから自分の肌と相性がよい化粧品を見つけることがポイントなんです。

 

とくに男性の場合は、オイリー肌の方が多くいます。そのためべたつきやオイリーな使用感の化粧品を使ってしまうと肌荒れする原因になるので注意してください。

 

個人的には美容液やクリームよりさっぱりした使用感のビタミンC誘導体を配合している化粧水がおすすめです。