よく、人事の仕事はどうですか？と就活生からもざっくり聞かれることがありますが、私は「新卒採用活動は、夢のある活動だよ」と言います。
人事は会社の未来を語り、就活生も自分の未来を語る。こんな風に思っています。
中途採用は、過去の仕事ぶりと、お互いの具体的な期待や労働条件のすりあわせなど、かなり現実的な“今すぐ”が話の中心になりやすいですが、新卒採用は、仕事の経験がなく育てることが前提である分、“これから”が大切です。
だから、これまで何もやってこなかった、ウジウジ…と落ち込んだり、焦って簡単に手に入りそうな資格証書ゲッターになってとりあえずの武器を装備するよりは、新卒採用の良さを活かして、これからどうしていきたいのかを本気で考えたほうが効果的です。そして、毎日をその将来のイメージにつながるように生きることに決めた方がいいのになあと思います。
私が大学生の時、この人すごい！と思う1歳年上のお兄さんに会いました。その人は、今やどちらも名だたる大企業になった（東証一部に上場した）ものの、当時は知る人ぞ知るベンチャー企業だった2社から内定をもらっていて、今でもそのうちの１社で幹部として大活躍しています。
内定者と就活生という関係として出会った当時の会話で、今も印象深いのは「就活近くなるまで俺は遊んでばっかりで何もしてこなかったんだよね。やばいとおもって、２週間冬山にこもってその体験を就活で話したんだよね 笑」という先輩の話です。
その話を聞いた時は「え、そんな感じの経験を話すだけでも内定するの？」と驚きました。でも今となっては、大学時代の経験だけが大切なのではなく、対面で相手と関係をつくり、今に全力を注ぎ、未来を語っていることが大切で、それがちゃんと伝わったんだろうなと思っています。
何か踏み出したいのはやまやまだけど、やりたいことがわからない…という人もいるでしょう。そんな時は、焦ってあれこれ手を出すより前に、今の生活習慣で変えたいと思いながらもダラダラ続けていたことからやめたり変えたりしてみるのがおすすめです。
たとえば、ゲームばっかりしている自分がそんなに好きではないのについついやってしまうなら、それをやめてみる。その時間を読書やニュースを見る時間にあてることにする。
昼まで寝てしまう自分にうんざりするなら早起きすることに決めてみる。その時間筋トレをしてみる。
すっかり慣れていてダラダラと話しながら過ごしていたアルバイト先で、意識を変えてお客さんへのサービスのレベルを上げてみる。仕事をもっと早く効率よくできる工夫をする。
そうやって、これまでの生活サイクルや自分の嫌いな部分や諦めていた部分を一つでも変えると、だんだん行動する元気がわいてきます。その上で、「未来のことを考え中フラグ」をたてたままでいると、ある時に自分の興味や関心が向くことに出合えるようになります。
過去は終わったこと。できなかったことを嘆いていても何も変わりません。未来のために今日からあなたが何をするか？環境を変えなくても、意識を変えることで行動は変えられるはずですよ。やってみて！
長年のゆかいな友達と。ミーティングでよく使うスタバもすっかりクリスマスですね。
歴代のお客さんにはスタバのアルバイトをしている人が毎年１人はいます。
いつもは渋谷で個別で就活面談をしています。既に動き出している人は、より自分の活動のポイントが定まり、これからスタートダッシュを切りたい人は、自分は何から手を付けたらいいかがわかり、視界がクリアになる小一時間になると思います。
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