りんごが落ちて、
世界がはじまる。
りんごを食べて、いのちがわかる。
磨けば磨くほど、輝きが増す。
まるで本心の玉のごとし。
赤は情熱の色だって
いつから決まりきっているの?
血の色を眺めながら、
今日は一人ほとばしる。
懐かしい歌が響く時
全てが繋がっているんだって
錯覚したのは、確信に変わる。
遠い近いの隔てなく、
あなたの隣には私がいる
果物ナイフを研ぎながら、
あなたの隣で
まどろんでいる
笑い方を忘れた時に
世界を蹴飛ばしてみよう
始まったのは
自分だったってきっと気づく
あなたの世界と、
わたしのリンゴ
わたしの世界と
あなたの色