従業員教育で、企業とビジネスパーソンを強くする、花井美代子です。
ある書店での従業員さんの対応に、
心の底から「もったいない」という言葉が出てきました。
乗り換えの時間つぶしのために入った、駅の書店。
ウロウロしていたらちょっと興味深い本があったので、
移動中に読もうと購入しました。
平日の昼間でしたのでレジも混んでいません。
「お願いします」
と、レジに並ぶと、店員さんはとても素敵な笑顔で対応してくれました。
慣れているんでしょうか、もたつくことなく作業を進めます。
「カバーを掛けさせていただいてよろしいでしょうか」
ん?
「掛けさせていただいてよろしいでしょうか?」
電車の中で読むつもりでしたから、
カバーを掛けてほしいと欲しいと思ってはいました。
なので「お願いします」と言ったのですが・・・
「掛けさせていただいてよろしいでしょうか?」
ということは、お店側として
「カバー掛けたい!どうしても掛けたいの!!掛けさせて♪」
という意味ですよね。
( ,,`・ω・´)ンンン?・・・・(こんな顔文字があるのを知らなかった(笑))
まあ、いい間違いもありますからね。
と思っていたら、今度は、
「袋に入れされていただいてもよろしいでしょうか?」
え?それも??
「袋は結構です」
「はい。かしこまりました」
店員さんはそんなに袋に入れたかったんでしょうか?
確かに店名が入った袋は、ある種の宣伝になりますが・・・
「『~させていただく』という言葉を多用してしまうが、どうしたらよいか?」
という質問をよく受けます。
ということは、あまり頻繁に使うと、
文章がおかしいと思う人が多いということですよね。
お客様にできるだけ丁寧な接客をしようと言う心掛けは素晴らしいと思います。
笑顔・表情も素晴らしく、動作もキビキビ好感が持てます。
でも、言葉遣いの印象が良くないために、
全体として『残念』な結果になってしまった。
皆様もどうかお気を付けくださいませ。
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