結局最後まで観てしまった。月組カンパニーとBADDY。
ここからはネタバレ注意なのでそれでもいいよという方はどうぞ。
まず「カンパニー -努力、情熱、そして仲間たち-」
宝塚では珍しい現代の日本が舞台。外国の現代ものはあるものの日本が舞台は結構レア。
ということはTVドラマや邦画のようなナチュラルな演技が必要とされる気がする。
普段コスチュームプレイやミュージカル、同じ日本でも時代物とは全く違うどこにでもありそうな日常が舞台。
今まで見てきた宝塚が現代日本物をやると違和感あったのだが、このカンパニーはびっくりするくらいピタッとはまってた。
たまきち(珠城りょう)のサラリーマン青柳誠二を始め、ちゃぴ(愛希れいか)のバレリーナ高崎美波や皆が普通の人々。
いつもより抑え目の演技が自然体で親近感を覚えた。夢を追いかけてるけど生活の為にバイトしてるとか、実は数年前に妻が他界していたとか表には出さないが皆それぞれ何かしら事情を抱えて暮らしている日常。
そこにバレエ「白鳥の湖」の劇中劇を入れることによって非日常感を出し宝塚のダンスと歌をブレンドしてる演出が憎すぎる!
私が白鳥の湖の曲が好きなのもあるのだが、オーソドックスなものからアレンジバージョンもあって飽きない!
皆バレエ上手すぎる!特にちゃぴ、みや(美弥るりか)さん、あり(暁千里)くんは群を抜いていた!白鳥の湖を解説する場面が特に素晴らしかった!
出演者全てがハマリ役で青柳さんカッコ良かったなー。最後の月が綺麗ですねは反則!ハート撃ち抜かれました!あれは美波じゃなくても惚れるって。珍しくキスシーンもないプラトニックな感じのラストも良かった!
そして「BADDY-悪党は月からやって来る-」
皆大好きBADDY!現役生徒の間でも結構人気あるショーらしい。
出演者皆も楽しそうにのびのびやってる感じでこちらも楽しくなるショー。
こちらも全員ハマリ役!ストーリーのあるショーってありそうでなかったかも。
たまきちBADDYの「待たせたなー」の開演挨拶は笑った!
やりたい放題BADDYが見ていて楽しかったな。タバコ吸って踊るわ歌うわ!
スイートハートみや様はジェンダーレスで美しいし色気すごい!
ポッキー(月城かなと)もメガネ真面目キャラが可愛かったし。
噂の怒りのロケットとか中詰めとかこれは沼かもしれない。
賛否両論あるみたいだが私は好きです。今後もこういう作品他の組でもやってほしい!
お願いしますウエクミ(上田久美子)先生!
あまりにも楽しかったのであっという間の3時間で気が付くともうこんな時間…。
まだ見てない人は是非!