大阪府高槻市の上田辺町にある、平成24年(2012年)3月にオープンしたラーメン店『中村商店 高槻本店』。
中村商店は高槻市栄町にて平成13年(2001年)11月8日に創業した、「彩色ラーメンきんせい」のセカンドブランドとして誕生したお店とのこと。
きんせいの歴史については公式サイトや、創業者の中村さんを取材した記事に詳しく書いてありました。
中村さんは中華料理屋での修業や、「イートアンド」という会社の「ラーメン事業部」などを経て独立。
当初は中華料理店をやる予定だったそうですが、物件の設備の火力が足りなかった問題からラーメン屋へ方向転換したとのこと。
「きんせい」という名前には「夜空に輝く金星のような鮮やかな色のラーメンを創りたい!」という思いが込められているそうです。
開店当初は「あっさり豚骨ラーメン」をメインにスタートしたそうですが、半年後に「和風ラーメン」へ切り替え自家製麺も開始。
麺哲の庄司さんとの出会いをキッカケに開発したという「燻製鶏塩ラーメン」が人気メニューとなり、数多くのメディアに取り上げられる有名店として一気にブレイクしたそうです。
今では大阪を代表する老舗グループの一つとして、多数の直営・FC店を展開。
また、きんせい出身の弟子のお店(ラーメン人生JET、JUNK STORY、ラーメン真、麺やひなた)や、更にそこから独立した孫弟子のお店も数多く誕生し、いずれも人気店になっています。
『中村商店 高槻本店』は食べログのラーメン百名店に2021年と2022年に選出されています。
私は何年か前に1度来たことがあり、今回は久しぶりの訪問。
場所はJR高槻駅から徒歩5分くらいの距離。
駐車場はお店の向かいにコインパーキングがありました。
この日は祝日、お店には13時半頃に訪問。
この時満席で外待ちが5人、待ち時間は20分くらいで入店。
メニューは紫蘇が薫る1番人気の塩ラーメン「金の塩」をはじめ、「中華そば」、「金の塩つけ麺」、「濃厚豚骨醤油」、「濃厚赤豚骨」、「豚骨つけ麺」、「ホルモンまぜそば」、「タンメン」、季節限定メニューなど、あっさり系からこってり系まで豊富なラインナップ。
前回は「金の塩」をいただいたので、今回はつけ麺の『金の塩つけ麺』を注文!
鶏清湯と魚介出汁のWスープに、爽やかな紫蘇の風味が効いたあっさり系のつけ麺。
まろやかでコクのある鶏の味わいをメインに、じんわり効いた魚介出汁の良いバランス。
つけ汁はそのまま飲むには塩気が強いものの、麺と合わせると優しめの塩感であっさり上品。
麺は平打ち形状の太麺で、モッチリとした柔らかめの食感。
スープの中にはネギ、水菜、メンマ、チャーシューなどの具材が入っていて、追加の味玉は麺の上にトッピング。
味玉はとろーりとした絶妙の半熟加減で、甘さの効いたまろやかな味付け。
チャーシューは旨味はありながら脂は控えめのあっさりタイプ、モチッとやや歯応えがある食感。
個人的には前回食べたラーメンより、つけ麺の方が好みという結果でした。
ご馳走様でした!