(※訪問時期が9月上旬の時間差更新です。)
福岡市中央区の大名地区にある、博多名物「炊き餃子」が看板メニューのお店『炊き餃子 池田屋』。
「博多 炊き餃子 池田商店グループ」の公式facebookによると、「炊き餃子」は「池田和三郎商店」の店主によって考案された料理。
鶏ガラと豚骨をベースにした白濁のスープで餃子を炊き、モチッとした特製の皮に、餃子の餡にはアクセントとして炭火で焼いた地鶏が入っているとのこと。
〆にはちゃんぽん麺を入れたり、おじやにしたりと、餃子だけでなくスープも最後まで楽しめます。
2004年に福岡市中央区の平尾に「炊き餃子 池田商店」をオープンしたのが始まりで、今回訪れた『炊き餃子 池田屋』は、2005年に大正時代の古民家を改装してオープンした2号店とのこと。
公式facebookの情報だけでは、「池田和三郎商店」と「炊き餃子 池田商店」は別のお店なのか、リニューアルなどした同じお店なのか、2店の関係はよくわかりませんでした。
他にも池田商店系列は上述の2店舗の他、「池三郎」、「池ぽん」というお店もあるようです。
また池田商店系列は、「茶房わらび野」、「春馬屋海物山物」など様々なジャンルの飲食店を展開する「わらび野グループ」でもあるようです。
「炊き餃子」は博多に限らず、東京、大阪、愛知など福岡県外でも提供しているお店があり、博多名物として全国に広まっています。
今回訪れた『炊き餃子 池田屋』は赤坂駅から徒歩7分くらいの距離。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
お店の場所はGoogleマップなどで見て行っても、全然辿り着けずに困惑しました。
ようやく「博多くまちゃんらぁめん」というお店の向かいに、お店に繋がる細い路地を見つけたものの、今度はお店の看板や目印が見つからず。
外観写真を調べてみて、ようやく既に通り過ぎていた看板も店名も書いていないただの木の扉が入口だったことに気付きました。
それでも入る前は勇気がいるもので、全然違うお店だったらどうしようとか、完全予約制では?会員制とか?など様々な不安要素が脳内を駆け巡りました。
しかし入ってみると全然普通に案内してもらいましたし、メニューを見て炊き餃子と書いてあり一安心。
この日は平日の金曜日、お店には20時半頃に訪問。
この時店内は客入り8~9割でかなり混んでいましたが、待ち時間無く済みました。
メニューは炊き餃子の他にも、様々な創作一品料理があり魅力的。
今回は同行者と2人での訪問。
炊き餃子の他に特に気になったのは「明太クラゲ和え」でしたが、お通し(350円)でこの「明太クラゲ和え」と「南蛮漬け」が来たので、結局「炊き餃子」のみを2人前、ドリンクはウーロン茶(300円)を注文!
【炊き餃子】2人前1700円(税込)
鍋のスープがグツグツ煮立った状態での提供。
皮は厚めでツルンとモッチモチの食感、中の餡は肉の比率高めに感じますが鶏肉であっさり、そして炭火焼鳥のような独特の香ばしい匂いが新感覚で、クセになる美味しさ。
スープは濃口でコクがありつつやや酸味の効いた後味、このスープがまた餃子によく合います。
卓上には薬味が置いてあり、1つは辛子味噌という感じでしたが、もう1つは開けると真っ黒で一体何?!となりました。
気になって少しだけ入れてみると、なんと柚子胡椒でした。
後で調べてみると「竹炭」が入っているとのこと。
竹炭を入れることで香りが良くなり、塩を控えめにしても長期の保存が可能になるというメリットがあるそうです。
どちらも美味しかったですが、特に柚子胡椒が相性抜群。
1人前は6個とそんなに多くないのですが、スープで煮込まれて1個当たりがふっくらとボリュームがあり、結構食べ応えがありました。
こちらのお店の前に夕飯を連食していたので、思ったよりお腹一杯になってしまい、スープは最後まで堪能したものの、〆の麺やおじやは楽しめず。
炊き餃子の美味しさにハマったので、また改めて再訪したいところ。
次は他の系列店や、大阪にある炊き餃子のお店にも行ってみたいと思います。
「炊き餃子」の他にも「鉄鍋餃子」や「ひとくち餃子」など、独自の餃子文化を持つ福岡県。
豚骨ラーメンやもつ鍋など、他にも名物が盛り沢山のグルメな街ですが、個人的に餃子が大好物なので、福岡の餃子食べ歩きは本当に楽しいです。
ご馳走様でした!
池田屋
092-737-6911
福岡県福岡市中央区大名1-4-28