「吉野茶屋」(京都府宮津市) 嘉暦年間に創業、歴史ある智恩寺門前の四軒茶屋の一つ! | 全国のグルメ食べ歩き

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京都府宮津市、日本三景の1つに数えられる特別名勝「天橋立」の名物として有名な『智恵の餅』。
 
 
食べると知恵を授かるといわれている、柔らかい餅にこし餡をのせた和菓子で、智恩寺門前の四軒茶屋(吉野茶屋、彦兵衛茶屋、勘七茶屋、ちとせ茶屋)で提供されている名物。
 
 
餡の代わりにきな粉をのせた重太郎餅や、智恵の餅を入れたかき氷、パフェ、ぜんざいなどアレンジメニューもあるようです。
 
 
その歴史については、以前訪れたお店「勘七茶屋」の公式サイトに以下のように書いてあり、とても勉強になりました。
 
1300年代の嘉歴時代に「3人寄れば文殊の智恵」で有名な智恵の仏様「文殊菩薩」を祀る日本三文殊のひとつ智恩寺文殊堂の前で文殊菩薩を深く崇敬する老婆が文殊菩薩の霊夢により製法を授かったというあんころ餅を売っており、その餅を食べていた子供が大人をしのぐ利口者になったとの事が名物「智恵の餅」の発祥と伝わる。
 
1690年(元禄3年)智恩寺山門前に4軒のみが茶店を構えることを智恩寺から許可を頂いた。
 
古来より天橋立は巡礼の地。
 
宮津市史によると天橋立の眺めに感嘆しながら智恩寺文殊堂へ参詣するため渡し舟で渡り桟橋(当時は回旋橋付近勘七茶屋前)に到着すると門前の茶店の名物「智恵の餅・才覚田楽・思案酒」が売られている様子が記されており、当時より智恩寺参詣し智恵の餅を食すことが慣習であったことが伺える。
 
 
今回は天橋立を観光した後、昼食前に小腹が空いたので智恵の餅を食べていくことにしました。
 
 
 
 
歴史ある四軒茶屋の中で、今回訪れたのが『吉野茶屋』。
 
 
こちらのお店は看板に「創業嘉暦(かりゃく)年間(1326年~1329年)」という記載があり、特に歴史のあるお店のようです。
 
 
この日は祝日の金曜日、お店には10時過ぎに訪問。
 
 
この時先客はおらず私のみでした。
 
 
この日も真夏日で気温が高かったですが、こちらのお店では扇風機はあるものの、冷房は使っていなかったので、正直結構キツかったです。笑
 
 

 

 

メニュー写真は一部のみで、智恵の餅を使った様々なメニューと、食事系メニューもあり「あさりコロッケバーガー」はオススメのようです。
 
 
今回は暑かったので『智恵の餅アイス』を注文!
 
 
【智恵の餅アイス】650円(税込)
 
 
ソフトクリームにきな粉、智恵の餅に黒蜜の組み合わせ。
 
 
智恵の餅は甘さは上品ながらコクのある濃厚な味わいのこし餡に、餅はコシ強めでモチッと弾力のある食感。
 
 
まろやかなソフトクリームに香ばしいきな粉がとても相性良く、黒蜜は甘さとコクが増して良いアクセントに。
 
 
前回勘七茶屋で食べたものとはまた違った特徴の智恵の餅でした。
 
 
次回は四軒茶屋をコンプリートしたいので、また天橋立に遊びに行くのが楽しみですね。
 
 
ご馳走様でした!