(※訪問時期が5月上旬の時間差更新です。)
岩手県盛岡市にある、「キムチ納豆ラーメン」という個性的なラーメンで有名なお店『柳家』。
こちらは1975年に盛岡市大通二丁目のさわや書店3階にて、生そばメインのラーメン屋としてオープンしたのが始まりだそうです。
本店は2020年11月3日に新型コロナウィルスの影響もあって閉店することになったそうですが、2020年12月12日に「さわや書店3階本店」「大通2号店」「アスティ緑が丘」の3店舗を統合した、『柳家 総本店』を大通2丁目サンクィーンビル2階にオープン。
店舗は岩手県内を中心に青森県、宮城県にもあり、2021年10月現在で合計10店舗が公式サイトに掲載されていました。
看板メニューである「キムチ納豆ラーメン」が誕生した背景について、公式サイトには以下のように書いてありました。
初代店主、大信田和一氏は、十六歳から盛岡駅前の仕出し屋で丁稚奉公をしていました。当時、ご主人に作ってもらった納豆汁は、感動的な美味しさでした。その味を思い出し、ラーメンにアレンジしたのが「納豆ラーメン」です。
ある日、まかないで納豆ラーメンを食べていたとき、傍らに香の物としてキムチを置いていました。女将の良子さんはひらめきます。「キムチの辛味、酸味が納豆ラーメンに合うのでは・・・」。試してみると、発酵食品同士、相性が抜群。日常の一コマから、名物ラーメンは誕生しました。
「納豆汁」は岩手県の郷土料理として有名ですが、私は訪問時点では食べたことが無かったので、なかなか味のイメージは出来ず。
そしてそこにキムチを組み合わせると、もう美味しそうなイメージが全く湧かなかったのが正直なところ。笑
しかし長年愛されているのはもちろん美味しいからなので、とにかくまずは食べてみようと思い、今回は総本店に行ってきました。
場所は盛岡駅から徒歩14分くらいの距離。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
この日は土曜日、お店には20時過ぎに訪問。
この時店内の客入りは7〜8割と結構混んでいました。
注文は各席に置いてあるタブレットで出来るので便利です。
キムチ納豆は共通のようですが、それ以外は各店で異なる様で、一覧は公式サイトに掲載されていました。
下に説明があるのでどういうラーメンかわかるものの、岩手山や盛岡城、早池峰など、個性的な名前のメニューが多くて面白いですね。笑
今回は迷わずキムチ納豆、既に夕飯を食べた後だったので小サイズで注文しました。
【キムチ納豆 小】850円(税込)
ボリューム満点と聞いていましたが、確かに小サイズでも一般的なラーメンの並よりも多く感じます。
スープは真っ赤なキムチ色をしていますが、キムチの味わいは意外とほんのりでピリ辛くらい。
何より香りも味も圧倒的に納豆が主張していて、そこに旨味濃厚な味噌スープがバランスよく合わさっている感じ。
これ納豆苦手な人にはキツそうですが、私は大好きなのでたまらない美味しさです。
麺は自社農園で小麦から作っているとのこと。
太めで角型の形状、白っぽい色味に細かい黒い粒々が混ざっている個性的な麺。
コシもしっかり楽しめ、濃厚スープにも相性抜群。
具材は生卵、もやし、コーン、ネギ、細かい肉など色々入っていてとてもヘルシー。
特にシャキシャキで甘いコーンが良いアクセントになっていました。
納豆は具材には見当たらず、そもそも納豆汁は納豆をすりつぶして作るようで、スープにあれだけ納豆の味がしたのは細かくなっていたからですかね。
想像の何倍も美味しかったです、「キムチ納豆ラーメン」！
人気NO.2メニューという、特製焼肉ダレを使ったラーメン「焼肉」も食べてみたいので、また岩手に来たら再訪必至です。
ご馳走様でした！
柳家 総本店
019-651-9100
岩手県盛岡市大通2-1-23 SUNQUEENビル 1F
https://tabelog.com/iwate/A0301/A030101/3011300/
