(※訪問時期が4月下旬の時間差更新です。)
北海道の札幌ラーメン、福岡県の博多ラーメンと並び、日本三大ラーメンの一つに数えられている福島県喜多方市のご当地ラーメン『喜多方ラーメン』。
喜多方市は人口4万人台でありながら、ラーメン提供店は市内に100軒以上あるといわれていて、栃木県の佐野市と対人口比の店舗数日本一を競っているというラーメンの町。
喜多方ラーメンの特徴は、豚骨、鶏ガラ、煮干し等を使ったあっさり澄んだスープに醤油味がベースですが、お店によって塩味や味噌味など様々。
特に個性的なのが「平打ち熟成多加水麺」と呼ばれる麺で、一般的な麺より水分を多く含んだ約3~4mm幅の平打ち太麺、独特の縮れた形状があり、食感はモチモチと柔らかめなのが特徴。
そして喜多方ラーメンの美味しさの決め手になっているのが、市内に送られる地下水・水道水に多く含まれる「平成の名水百選」に選ばれている熱塩の「栂峰(つがみね)渓流水」で、ラーメンの麺やスープに使われるだけでなく、醤油や味噌を作るのにも欠かせない資源になっているとのこと。
また喜多方ラーメンのお店は朝から営業しているお店が多いのも大きな特徴で、今回訪れた『あべ食堂』も朝7時半から営業しているお店。
こちらのお店は「まこと食堂」で修業された方が昭和40年(1965年)にオープンしたお店という情報が出てきました。
市内屈指の人気店であり、以前から行きたかったお店の一つです。
場所は喜多方駅から徒歩17分の距離。
駐車場は10台分あるとのこと。
この日は祝日の木曜日、お店には7時20分くらいに到着。
既に開店していて、この時満席で外待ちが3人。
待ち時間は10分ちょいでした。
メニューはシンプル、この日はチャーシューメンが用意できないそうなので、中華そばのみでした。
【中華そば】700円(税込)
スープは豚骨をベースに、隠し味に煮干しを使用した醤油味とのこと。
塩気も控えめであっさりした味わいながら、薄っすらと背脂も浮かび程よいコクがあります。
麺はプリプリした弾力のある縮れた平打ち太麺、この麺かなり好みです。
チャーシューは昔ながらの印象を受ける少しパサめの食感。
何気にネギが香り高くて美味しかったです。
朝ごはんにピッタリの優しい醤油ラーメンでした。
しかしこちらのお店、残念ながら2021年8月31日をもって閉店するそうです。
今回ようやく初訪問となったところなので、とても悲しいですね。
ご馳走様でした!
あべ食堂
0241-22-2004
福島県喜多方市緑町4506
https://tabelog.com/fukushima/A0706/A070601/7000010/