「三輪山本」(奈良県桜井市)約0.3mmという超極細素麺『白髪』! | 全国のグルメ食べ歩き

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(※訪問時期が11月中旬の時間差更新です。) 

 

 

 

 

奈良県桜井市を代表する名物『三輪素麺』。


素麺が有名な地域は日本各地にありますが、発祥の地は奈良県桜井市が有力な説で、播州、小豆島、島原など、日本各地に素麺が伝わる源流になったといわれています。


奈良県三輪素麺工業協同組合のホームページを見ると、三輪素麺の歴史について色々学べました。


三輪にある日本最古の神社「大神(おおみわ)神社」には、今からおよそ1200年余り前、大神神社の第12代宮司の次男穀主朝臣が三輪の里に小麦の種を撒き、実った小麦で初めて素麺を作り、飢饉に苦しむ人々を救ったという、素麺の発祥を記す伝説があるそうです。


素麺は奈良時代に唐から伝来した唐菓子の一つ「索餅(さくべい)」が原形といわれていて、これは小麦粉をこねて細長くし縄のようによじったものだったとか。


鎌倉時代になると中国から碾臼が入ったことから製粉技術が向上し、油を使って麺を伸ばす製法が取り入れられ、現在のような細くて長い形状になり、室町時代の頃に「素麺」という呼び名に変わっていったとのこと。


江戸時代の頃になると大神神社の門前町だった三輪はお伊勢参りの宿場として栄えるようになり、三輪素麺は訪れた人々を魅了し、当時の各地の名産品を紹介した書物「日本山海名物図会」では、「三輪素麺は日本一」と絶賛されているそうです。


素麺は乾麺で流通しているので、自宅で作ることが多くお店で食べる機会は少ないのですが、桜井市内で人気店を調べてみると、素麺専門店が上位に沢山ランクインしています。


なので初めて三輪素麺を食べにお店に行ってみることにしました。



 


今回訪れたのは享保2年(1717年)創業という300年以上の歴史ある老舗『三輪山本』。


数多くの受賞歴を持つ三輪素麺を代表する有名店。


今回は本社内にある食事処へ行ってきました。


場所はJR桜井線巻向駅から徒歩10分の距離。


店前に駐車場もありました。


この日は日曜日、お店には10時50分くらいに到着。


売店は10時から営業していますが、食事処は11時からの営業。


順番待ちの名簿があったので先に名前を書くと、この時既に7組28人待ちでした。


開店後に順番に案内されていき、ほとんど待ち時間なく済みました。


退店時には待ち客が出来ていたので、早めに来ておいて良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



メニューは公式ホームページにも掲載されています。


一番食べたかったのは冷やしそうめん。


冷やしそうめんには人気NO.1商品という約0.6mmの太さの極細麺「白龍」と、それよりさらに細い約0.3mmの超極細麺「白髪」というのがありました。


細ければ細いほど作るのが難しく、素麺は細いものほど高級品とされていて、確かに「白髪」の方が値段が少し高め。


結構悩みましたが0.3mmの素麺は多分食べたことがないので、今回は「白髪」を注文!



【白髪】990円(税込)

 
 

見るからに超極細の素麺で、あまりの細さに絡まりまくって少しほぐれにくいというのが正直なところ。笑

 

しかしこんなに細いのに、食べるとシコシコとした食感がしっかり残っていて、驚きの美味しさです。

 

つゆは節類の風味が際立つ、醤油がしっかり効いた濃口タイプ。

 

細い分つゆが絡みやすいので、チョン浸けくらいで食べるのが丁度良かったです。

 

11月なので冷やしそうめんは少し寒いかなと思ったのですが、サービスで温かい黒豆茶をいただき、お腹が冷えすぎずに済みました。

 

売店には素麺以外にお菓子など様々な商品が売っていたので、お土産を買うのにも良いお店ですね。

 

今度はにゅうめんも食べに来たいと思います。

 

ご馳走様でした!

 

 


 

 三輪山本 お食事処

0744-44-2001

奈良県桜井市大字箸中880 

https://tabelog.com/nara/A2904/A290402/29000008/