(※訪問時期が9月下旬の時間差更新です。)
富山市にある「あやめ団子」で有名なお店『石谷もちや』。
「あやめ団子」は黒砂糖ベースの蜜を絡めた団子で、富山市内の餅屋の多くで販売されているという名物。
見た目はみたらし団子に似ていますが味は異なるとのこと。
テレビ番組「月曜から夜ふかし」でマツコ・デラックスさんが絶賛したことでも有名だそうです。
名前の由来が気になり調べると、真偽は不明ですが、アヤメの花が咲く頃に合わせるように売り出されたことから富山の初夏の風物詩だったという情報が出てきました。
『石谷もちや』は明治後期に「石谷せんべい屋」として富山市に創業し、現店主の祖父が東京で餅職人の修業をしていたことから昭和初期に「石谷もちや」へ業態変更したとのこと。
富山の「あやめ団子」は初めて食べるので、一番有名と思われるこちらのお店から行ってみることにしました。
場所は市内路面電車「西町」電停から徒歩3分の距離。
駐車場はお店の隣にコインパーキングがあり、1000円以上購入すると利用証明書持参で100円分のサービスコインがいただけるようです。
この日は祝日の火曜日、お店には9時半頃に訪問。
この時店前には20人くらいの行列で驚きました。
待ち時間は20分くらいかかった気がします。
販売商品についてはホームページで詳しく紹介されています。
オンラインショップもあるようです。
今回は団子を3種類と、富山ならではと思ったささぎ餅、昆布おはぎも購入!
価格はいずれも税込表記です。
【あやめ団子】108円
「幻のもち」や「もち米の王様」と呼ばれるという富山県産最高級餅米「新大正もち米」と上新粉をブレンドした団子生地、蜜には沖縄県産の黒砂糖を使用。
団子の個数の概念が無くなるほど、ぐにゅっと伸びのある柔らかなもっちり食感。
焼き目の香ばしい風味に、蜜はコクがあり甘さは強め、後味にはほんのりと苦味もあって、独特な味わいがとても美味しかったです。
【抹茶団子】108円
京都宇治産の抹茶をふんだんに使った蜜を絡めた団子。
上品な甘さに、香り高い抹茶風味、苦さもしっかりと効いた大人の味わい。
これもお茶好きにはたまらない美味しさです。
【みたらし団子】108円
甘辛い醤油味の蜜を絡めた定番の団子。
あやめ団子からのギャップもありますが、醤油の塩気も感じる甘さ控えめの味わいで、オーソドックスながら絶品の美味しさ。
団子はどれも蜜の味が美味しいのはもちろんのこと、特に食感が好みでした。
【ささぎ餅】130円
「新大正もち米」と上新粉をブレンドした餅生地にささげの豆をまぶしたお餅で、夏の時期に食べられる北陸の郷土菓子だそうです。
ささげ豆はややかためのホクホクした食感でとても風味豊か、餅はモチッとコシのある食感。
あまり甘くないタイプのお菓子でしたが、素材の良さが活かされたとても美味しいお餅でした。
【昆布おはぎ】140円
全国屈指の昆布消費量という富山県、昆布で巻いたおにぎりなどもよく見かけますが、おはぎもあったんですね。笑
香り高い昆布の風味にほんのり効いた塩気、口に含むと少しぬるっとした舌触りもあって、なんだかクセになる美味しさ。
中には北海道十勝産の滑らかなこし餡が入っていますが、意外にも昆布の旨味が強くそんなには主張せず。
米の食感もモチモチで美味しいおはぎでした。
どれも美味しくて満足!
こちらのお店は再訪確実ですし、あやめ団子はまだ今回が初めてなので、他のお店のものと食べ比べもしてみたいですね。
ご馳走様でした!
石谷もちや
076-421-2253
富山県富山市中央通り1-5-33
https://tabelog.com/toyama/A1601/A160101/16003881/