富山県中新川郡上市町にある、725年創建と伝わる「大岩山 日石寺」。
国指定史跡の「大岩日石寺石仏」、国指定重要文化財の「大岩日石寺磨崖仏」をはじめ、三重の塔、山門、六本滝、十二支滝いった数々の寺院や名所があり、大寒の日に行われる滝打ち修行も有名とのこと。
百段坂沿いの門前街には様々なお食事処や旅館が建ち並び、そうめんやところてん、山菜、川魚などを提供しているそうですが、その中の名物の一つとして特に有名なのが「そうめん」。
『大岩そうめん』という名前で親しまれており、2018年8月30日放送の「秘密のケンミンSHOW」で富山の山奥に行列ができると紹介されていたのを目にし、とても気になっていました。
提供店はいくつかあるようですが、秘密のケンミンSHOWにも登場し、「ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016 特別版」においてミシュランプレートを獲得した実績も持つ有名店『ドライブイン金龍』へ行ってみることにしました。
お店は大岩店と湯神子店があり、7月〜9月は大岩店のみの営業となるそうなので、大岩店へ行ってみることに。
あとでお店に案内がありましたが、湯神子店はしばらく休業するようですね。
お店の近くに駅などは無いので車で向かいますが、今回富山駅近辺から向かって大体40分くらいかかった印象。
今回は祝日の火曜日の10時半頃に訪れましたが、もう既に辺り一帯に車の数がどえらいことになっています。
そこで問題なってくるのが駐車場。
一応指定されているのは日石寺の大駐車場になります。
しかし実際に行ってるとよくわかりますが、現実的にはそこにもうルールなんていうものは存在しません。笑
人も車もぐちゃぐちゃです。
ただ、これは4連休だったという影響もあるのかもしれません。
この後11時前にお店に並び始めましたが、50人はいるであろう大行列だったものの、席に着くまでは意外に30分もかからず、回転はとても早かったです。
駐車するのに1番疲れたかもしれません。
メニューにはそうめん以外に、ご飯ものや山菜の一品、甘味などもあります。
そうめん単品で食べている人はあまりおらず、昆布のおにぎりや、甘味なども一緒に注文している方がほとんどでした。
私はそうめんのみ単品で注文。
この時は冷たいもののみでしたが、寒い時期にはにゅうめんもあるようですね。
【そうめん(冷たい)】600円(税込)
大岩そうめんは、黄金色に透き通った冷たい薄めのつゆに、そうめんが浸かった状態で提供するのが特徴とのこと。
これは参拝客のため、時間をかけずに提供できるよう始めたそうです。
お店のホームページによると、つゆにはカツオ、昆布、椎茸といった天然素材を使用。
麺には伊勢の「大古物(おおひねもの)」を使用。
そうめんは今年2回目の梅雨を越したもの(製造から2年目)を「古物 (ひねもの)」、3回目のものを「大古物(おおひねもの)」というそうです。
熟成させたそうめんは、新物に比べてコシが強いものになるとか。
つゆは風味豊かな出汁の味わいが楽しめ、塩分控えめなのでそのままごくごく飲めます。
そうめんはシコシコとした繊細なコシがあり、つるんと喉越し抜群。
あとは薬味にネギと生姜が乗っただけのシンプルなものですが、確かにこのそうめん本当に美味しいです。
ただやはりこれだけの行列となるとなかなか食べにくるのが大変なのも現実。
本当はこの後そうめんのハシゴをしたり、観光もしようと思ったものの、あまりの人の多さに疲れてしまって断念。
次回は平日に来ようと決意しました。
ご馳走様でした!