長崎市を代表する観光スポットの1つ、国の重要文化財に指定されている日本最古のアーチ型石橋『眼鏡橋』。
眼鏡橋周辺には人気店やお洒落なカフェ、ショップなどが立ち並び、ノスタルジックな風景の中、街歩きが楽しめる人気エリア。
今回訪れたのは、眼鏡橋のすぐ目の前にあるお店『めがね橋茶屋 花ござ』。
こちらのお店は串乃屋、たたんばぁ、座らんばぁ、歌わんばぁといった居酒屋やバーなどを展開している「串乃屋」系列のお店とのこと。
昼は和風カフェ『めがね橋茶屋 花ござ』、夜はダイニング・バー『酒肴 BAR 花ござ』として営業しているそうです。
島原野菜や県産の鮮魚を使用した和洋の豊富なメニューや、長崎名物の「ハトシ」、島原名物の「具雑煮」など、ご当地グルメも色々楽しめるお店。
個人的に惹かれたのが、島原名物『かんざらし』を提供していること。
かんざらしは白玉粉で作った小さな団子を「島原の湧水」で冷やし、蜂蜜、砂糖等で作った特製の蜜をかけたとてもシンプルなお菓子。
原料となる餅米を大寒の日に水にさらすことから「かん(寒)ざらし」と呼ばれているそうです。
市内には50カ所にも及ぶ湧き水があり、「水の都」と呼ばれる島原市。
その湧き水を使ったかんざらしは、島原ならではの名物といったところ。
島原には提供店がたくさんあるものの、長崎市で提供しているお店があるのは知りませんでした。
お店の場所はめがね橋電停より徒歩3分の距離、眼鏡橋からは徒歩10秒。
駐車場は近隣のコインパーキングを利用。
この日は土曜日、お店には14時前に訪問。
特に混雑はなく待ち無しで入店。
ランチメニューは具雑煮がセットになったお弁当と、具雑煮単品、そうめんメニューもあり、島原名物に特化したラインナップ。
デザートにはかんざらしの他、団子やぜんざい、ケーキセットなどもあります。
今回は迷わずかんざらしを単品で注文!
【寒ざらし】500円(税込)
沖縄産の黒糖と蜂蜜をベースにした蜜に白玉がゴロゴロ入り、氷で冷やされています。
白玉は若干粉っぽい舌触りですが、やんわりモチモチ食感。
蜜は最初ちょっとぬるかったですが、氷で段々冷たくなっていきます。
黒糖由来の芳醇でコクのある味わいで、白玉にも相性良く美味しいです。
かんざらしの大きな特徴でもある島原の湧水を使ったものなのかはわかりませんが、シンプルで美味しくて満足!
他に長崎市内でかんざらしが食べられるお店を探してもあまり見つからないので、こちらのお店は貴重な存在です。
また具雑煮も食べてみたいです。
ご馳走様でした!
めがね橋茶屋 花ござ