2014年11月オープン、大阪市西区の京町堀にある洋菓子店『Seiichiro,NISHIZONO』。
店名はオーナーである西園 誠一郎さんの名前がそのまま付いています。
西園さんは本場フランスでの修業を経て、ヒルトン大阪や御影高杉などでの勤務後、製菓学校講師やアパレルブランドとのコラボスイーツ発表を経験し、こちらのお店をオープン。
現在はアジアを中心に数多くのプロデュース店の展開や商品の企画・開発など、国内外で様々な活動を行っているそうです。
こちらのお店では、「香り」をテーマに掲げた、記憶に深く刻まれるお菓子作りを目指しているそうです。
例えばお店のスペシャリテであるケーキ「ドラマティック」は、ローズが香るホワイトチョコのムースに、フランボワーズのジュレ、マロンを合わせたという斬新なケーキです。
人気店の中でも特に際立つ独自性に惹かれ、初めて行ってみることにしました。
場所は肥後橋駅が最寄りで徒歩7分ほどの距離。
西船場公園のすぐそばにあります。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
すぐ隣に「レ・プティット・パピヨット」というお店がありますが、こちらも人気の洋菓子店。
この日は日曜日、お店には16時20分頃に訪問。
店内入って正面はケーキのショーケース、右手に焼菓子類、左手がイートインスペースになっています。
結構小さめの店舗で、イートイン席は4席のみ。
この時ケーキのショーケース内はほぼ売り切れ状態で悲惨でした。笑
遅めの時間でしたが、まさかここまで売り切れているとは驚きました。
これは完全に予習不足です。
食べたかったドラマティックはもちろん売り切れ。
他のケーキがまだ数個残っていただけでも良かったかもしれません。
後で知りましたが、お店のインスタアカウントがあるので、季節限定のメニューなど新商品の情報や、営業情報などが発信されています。
また、ケーキのドラマティックの他、焼き菓子の「ヌガー・モンテリマール」もお店のスペシャリテのようです。
今回は若干残っていたケーキから3種類を購入。
価格はいずれも税別表記です。
【キール・ブルトン】580円
カシスとシードルのバヴァロアで、マロンのクリームブリュレとミルクチョコレートのクリームを包み込み、土台にはカルヴァドスを染み込ませたヘーゼルナッツのビスキュイ。
シードルとカシスリキュールのカクテルが名前の由来のようです。
色はカシスの印象が強かったですが、栗の味わいをメインに、香り高いりんご風味が広がる感じで、そんなにカシスの主張は強くない意外な味。
チョコが絶妙に合わさり、見た目よりも濃厚なケーキでとても美味しかったです。
【オペラ・ヴェール・アグリューム】500円
抹茶、パンプルムース(グレープフルーツ)、シトロン(レモン)を組み合わせたケーキ。
直訳すると柑橘の緑色のオペラって感じですかね?笑
抹茶の上品な風味に柑橘系の爽やかな酸味が強く、とてもさっぱりとした味わい。
見た目が抹茶!て感じですが、実際は柑橘を強く感じるケーキで、これもまた予想を裏切られました。笑
そしてこれもかなり美味しかったです。
【ブルダルー】480円
シンプルに洋梨のタルト。
洋梨果肉は薄く量は少なめ、芳醇なアーモンド生地の味わいに、底はサクサク周りはカリカリとした抜群の食感。
上の2種類に比べるとかなりオーソドックスでしたが、これはこれで美味しい一品です。
確かに香り高く、独創的な組み合わせも斬新で、記憶に深く刻まれる面白いケーキでした!
次はどんな味がするのだろうというワクワク感も楽しめるお店で、他のケーキがますます気になります。
今度こそはドラマティックに出会いたいところ。
また、時々限定で提供されるイートインのパルフェも食べてみたいです。
ご馳走様でした!