(※訪問時期が8月下旬頃の時間差更新です。)
函館の定番観光地かつグルメスポットでもある『函館朝市』。
鮮魚店を中心に農産物、乾物のお店など、250店舗が軒を連ねると言います。
朝5時から営業しており、早朝から地元の人や観光客で賑わう人気の朝市。
函館に来たら早起きして必ず訪れたいところ。
函館朝市内には「どんぶり横丁市場」という、海鮮丼を中心とした飲食店が立ち並ぶエリアがあります。
今回訪れたのは、どんぶり横丁市場の中にある人気店の1つ『一花亭たびじ』。
「有限会社丸和すがわら」という会社が運営しているお店で、一花亭たびじ以外にも「海産物専門店 すがわら」、「かに専門店 北遊」というお店を函館朝市内に展開しているそうです。
こちらのお店の名物料理が、店内の生け簀で泳ぐ新鮮な活イカを生きたまま捌き、丼の上に盛り付ける『活いか踊り丼』。
醤油を垂らすと踊るように丼の上で動くことから、踊り丼と名付けられたそうです。
なんともグロテスクであり、ユニークでもあり、抜群の鮮度を楽しめるという魅力も詰まった、様々な感想が入り乱れそうな名物。笑
イカは函館の名物であり、市の魚に指定されるほど函館において欠かせない海鮮。
これは函館に来たら必ず食べたい一品でした。
早朝から営業しているお店なので、今回は朝食を食べに訪問。
函館朝市は函館駅すぐそばの立地。
駐車場は朝市用のコインパーキングが駅の目の前にあります。
料金は1時間250円ですが、朝市連合会推奨店で2100円以上の利用で1時間の無料券がもらえるそうです。
この日は平日金曜日、お店へは8時半頃の到着。
店内は数組の客入りで特に混雑もなく、空いているカウンター席へと着きます。
メニューはイカ丼などの海鮮丼に限らず、色んな海鮮を刺身や焼き物、一品料理などの様々なジャンルで楽しめます。
また海鮮丼は種類豊富で、具材を好きに選んでお好みの海鮮丼を作ってくれたりもするそうです。
小食の方や朝食などに手軽に楽しめる、ミニサイズの一膳丼などもありました。
注文はもちろん活いか踊り丼です。
【活いか踊り丼】1890円(税込)
イカはおそらく時期的にもスルメイカ。
温かい白ごはんの上にイカを一匹捌いて丸ごと盛り付け、いくらも添えられた豪華な丼。
薬味はわさびと生姜が選べましたが、わさびにしました。
しかし生姜で食べるのが函館流のようです。
イカはチカチカと身体の変色を続けているものの、とりあえず足は動きません。
しかし醤油をかけたら一気に踊りだすので、ムービー撮影の準備は醤油をかける前にしておくべきです。
私は醤油をかけてから慌ててカメラを取り出しましたが、2回目に醤油をかけるとあまり動かなかったので、元気に踊る姿は撮れませんでした。笑
しかし1回目はしっかりジタバタしていました。
なんだか苦しんでいるようにも見えますが、原理としては、死んだ直後の筋肉に醤油に含まれるナトリウムが作用することで収縮を起こすからとか、なんかそんな話でした。
以前このイカが踊る動画がYouTubeにアップされたことで、欧米の人々から大きな反響があり、英紙「Daily Mail」に掲載され、かなり否定的なコメントが飛び交ったそうです。笑
確かに可哀想に思う気持ちもあるのですが、私はなんとも活きが良くて美味しそうという気持ちが勝ってしまいます。
本当に申し訳ございません、命に感謝して美味しくいただきます。
透き通った身のイカ刺しはほんのり甘くて、食感はコリッコリ。
噛むほどにクセになります。
ゲソの部分は最初どうしたら良いのかよくわからなかったのですが、そのまま齧って丸ごと食べられました。
イカだけでなく、大好物のいくらが乗っているのも嬉しかったです。
見た目に華やかさを添えて、味のアクセントにもなります。
そしてイカにも相性良いですね。
見た目のインパクトや面白さだけでなく、函館のイカの美味しさを存分に楽しめる素晴らしい一品でした。
ご馳走さまでした!
一花亭たびじ
0138-27-6171
北海道函館市若松町8-20 どんぶり横丁内