2010年開催の「第5回B-1グランプリin厚木」に初出場し、ゴールドグランプリを獲得して優勝した実績を持つ、山梨県甲府市のご当地グルメ「甲府鳥もつ煮」。
捨てられていく鳥の内臓を何かに利用できないかと、昭和25年頃に蕎麦屋であるこちらのお店「奥藤」が考案したメニューとのこと。
それが評判となって甲府の名物として定着していったようです。
作り方は、鶏の内臓を砂糖と醤油で照りが出るまで煮詰めて作り、汁気がなくなって飴状になったら完成。
山梨県内においては蕎麦屋やほうとう屋などにおいて提供される定番メニューとなっています。
奥藤はこちらの本店の他、甲府駅前店も営業しており、また親類縁者と暖簾分けによる「奥藤」という名称の店舗を合わせると県内に11軒に及ぶとのこと。
本店の最寄り駅はJR「国母駅」、徒歩10分少々の距離。
駐車場は広めのものが設けられています。
当初は鳥もつ煮だけ単品でいただければ良いかなとも思ったのですが、やはり蕎麦屋で蕎麦をいただかないのはなんとも落ち着きません。笑
なので、鳥もつ煮と蕎麦のセットメニューを注文！
(セット内訳)
・鳥もつ煮(小)
・半ご飯
・冷奴
・漬物
・もり蕎麦
鳥もつ煮は小とは言いながら、十分に楽しめる量があります。
砂肝、レバー、キンカン、ハツといった様々な部位が入った鳥もつ煮。
コリコリやらプリプリやらポソポソやら食感も色々楽しめます。
照りが出るまでしっかり煮詰められたタレは、原料が砂糖と醤油のみというシンプルさ。
しかし煮詰めていく過程で溶け出した濃厚な旨味も纏い、甘辛い味付けが抜群すぎる相性。
これ、うんま！
ご飯に最高すぎる。
しかし結構濃い味付けのため、正直これと蕎麦を併せて食べ進むと蕎麦の印象が著しくぼやけます。笑
なので一旦休止してまずは蕎麦をいただくことに。
もつ煮が目的とは言ったものの、やはり蕎麦屋。
すっきりした味わいで醤油の香り高い「半生かえし」のそばつゆは、本枯れ節の鰹と昆布をふんだんに使用したものとのこと。
富士の天然地下水を使用して毎日手打ちする自家製蕎麦、喉越しの良い質感にややコシもあり風味も抜群、これはこれで美味しい。
結構ボリュームもあるセットメニューで大満足！
それにしても、もつ煮の美味さ。
B-1グランプリ優勝の実力は伊達ではありませんね。
ご馳走さまでした！(^^)
奥藤 本店
055-222-0910
山梨県甲府市国母7-5-12