年末に見終わってたんだけど、忙しくて感想書いてなかった記憶が薄れてきつつある中、今更ですが、好きなドラマなので感想かきまーす。
※※※ざっくりなあらすじ※※※
運良く進学校に入学できた耿耿。理系男子の余准と出会い、仲良しのお友達もできて、担任にも恵まれ、落ちこぼれながらも、楽しい高校生活を送る。余准とはお隣の席で告白はしなくてもほぼ両想い。なんせ俺の女とか言っちゃうぐらいですから(笑)耿耿も余准と一緒に過ごすために苦手な理系を選択する健気ぶり。そこへ隣のクラスの問題児・路星河が割り込んできて、甘酸っぱい恋の思い出がたくさんできる。そしていよいよ大学受験。二人で北京に進学しよう!試験が終わったら約束の場所で話したいことがあるという余准にドキドキ♥な耿耿。が、優秀な余准がまさかの受験失敗!で消息不明に。
耿耿は北京でカメラの勉強をしつつ、いつか余准が北京の大学に来てくれると待ち続ける。そして早十年、カメラマンになった耿耿。仕事で揉めたことをきっかけに、地元に戻ってフリーで働くことに。ずっとそばで見守り続けていたのは芸術家として成功した路星河だった。何回もプロポーズするも玉砕。そして、ついに余准と再会。辛い境遇に巻き込むわけには行かないと冷たく拒絶する余准の態度に当てつけるように、一度は路星河のプロポーズを受け入れるが、想いを捨てることなどできず、お断り…。
そして、十年分の想いを余准に伝え、一緒にいる時が最上の時だと渾身の告白。約束の場所に現れた余准は照れくさそうに「すまない、遅くなった」と頭をかいた。微笑みあう2人。おしまい!
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いやー、いいドラマだったなー。中国の青春時代を疑似体験できた感じ。
そして登場人物が個性的でイキイキしてて面白かった。
耿耿は、丸顔の愛嬌たっぷりな性格のいい女の子。
余准は八重歯の可愛い素朴な理系男子。
他には、型破りな路星河とか、ちょっと間抜けな先生達とか、南海・山ちゃんっぽい子とか、加藤諒っぽい子とか、一青窈っぽい子とか、みんな個性的!
そんな子達があーでもないこーでもないと恋に進路に右往左往してる。これだけで泣けてくるわ。みんな一生懸命なんだよね。それが眩しくて、尊かった。
そして、プライド高い意地悪っ子が受験のプレッシャーから、自殺未遂したのは衝撃だった。中国では大学受験で人生が決まってしまうから、思いつめちゃうんでしょうね。日本でも同じような所があるけど、ここまではいかない気がします。(私がそう思いたいだけ?)
十年後、余准の事情を知って切なかった。あれほど余准の将来の為に必死だった母親、彼女自身が足枷になるなんて…。誰も悪くないのに、悪い方向に行ってしまう、ツイてないときってあるよね…。
逆に幸せな十年を過ごしてたのが、洛枳先輩カップル。ノート返却エピソードを入れたのはこのためだったのか!片想い時代の小さな落書き「洛枳爱盛淮南 谁也不知道」を踏まえた「盛淮南爱洛枳 全世界都知道 」の壁書きには感動したニクイ演出だねぇ。
耿耿&余准、再会した二人がこれからも最高の時間を過ごせますように
そして、長年の想いが報われなかった路星河に幸あれ