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DV被害を受けて、逃げることに成功!
でも、ただ逃げただけで、加害者に居場所がバレてしまったら?
どこかのショッピングセンターで偶然にもDV加害者と鉢合わせしたら?
偶然にも歩いてる所を見られて、後をつけられたら?
居場所が加害者に直接バレなくても、加害者側の家族・友人などにバレたら?
DV環境からの脱出は、とても勇気がいる事だし、決断するのも難しい。
でも、脱出する事がとても大きな前進になります。
でもでも、脱出したからめでたしめでたしではないんです。
安全な場所に逃げて、逃げた先が長期間安全に住むことが可能なら問題はないと思います。
でも私の場合は、安全は確保されてるけど長期間は住めない。
いずれは自立をしなければいけないんですね
そして、自立に成功した時に上記のリスクがでてきます。
とにかく、居場所を知られる事は避けたい。
連絡を絶って自分自身の気持ちを考える時間を持ちたい。
これを助けてくれるのが、プロテクションオーダーです。
私は、まずリーガルエイドを申し込みました。
この時に同時進行で裁判所へDVの被害届みたいのを提出してます。
リーガルエイドに申請し、承認されると弁護士に相談できるようになります。
弁護士を選ぶ事はできません。
そして、裁判の時まで弁護士のサポートを受けることができます。
弁護士費用は申請者の経済状況に合わせて支払うようになっていると思います。
(私の場合は無料でした)
(銀行の残高とかの書類も提出した気がします)
上記の申請をした翌週には裁判所でのヒアリングの日程が知らされました。
この裁判所のヒアリングでプロテクションオーダーというのが正式に発行されます。
それまではテンポラリーのプロテクションオーダーとなります。
主人はヒアリングの日に裁判所に姿を現しませんでした。
(通常は、加害者・被害者に通知がされ、裁判所に行くようになります。自分の公判を待つ間は女性専用の待合室で待つ事ができます)
このプロテクションオーダーは日本だと接近禁止命令になるのかな?
半径100メートル以内に近づいてはいけないという命令が主人に通達されました。
あとは私の居場所を探したり、友人知人に聞いたりするのもダメ。
SNSやEメール等、連絡するのもダメ。
簡単に言うとこんな感じで、法的に守られる事になります。
もし、主人がこの命令を破ったら?
私が警察に報告することで、主人が命令を破った(ブリーチ)程度によって、警告や逮捕などの処分が課されます。
このプロテクションオーダーをDVO(ドメスティックバイオレンスオーダー)と言うのですが私には5年間のDVOが発行されました。
なので、この先、5年間は法的に守られている事になります。
そして、5年未満の時に私が万が一、主人の元へ戻る決断をした場合、このDVOを取り下げる必要があります。
私のDVOに含まれるのは私と主人だけで、息子は含まれません。
なので、主人は息子に会う権利はあるということです。
少しややこしいですよね?
もし、主人が息子に対して何かしらの暴力行為があり、それを証明して裁判所が、主人は息子にも危害がある危険人物だと認めれば、主人が息子に会う権利は無くなるのです。
でも、今回の場合は息子がtoo young(小さすぎる)という理由で、息子がDV被害を受けた証明をするのも難しく、私と主人に対してのDVOとなりました。
捕捉情報として、DVOの時点ではDV加害者は犯罪者ではありません。
加害者側が命令(DVO)に違反(ブリーチ)した時に、初めて犯罪として扱われ処罰される事となります。
ここで気付いた人もあるかもしれませんが、主人はいつ息子に会うの?会ってるの?と言うことです。
これはペアレンティングプラン(養育計画)というのを、お互い(主人と私)に考え、裁判所を通して決めていく事になります。
そして、2人の意見が合意に至った時に主人は息子に会えるようになります。
なので、現時点では主人はまだ息子に会えていません。
(詳しくは別記事にする予定です)
まとまりのない感じになってしまいましたが、オーストラリアにはDVの被害を届けることで、DVOが発行され、法的に守られます。
そして、子どもはシェアケアがあるかるから家族が別々になっても、どちらの親にも会える事ができます。
(オーストラリアは共同親権というのが基本的な考え方。これは親が子に会う権利というより、子が親に会う権利という考え方になっていると思います。)
これはDVに悩んでる人、パートナーとの関係が何かおかしいなと思ってる人に、何かしらの力になれたらいいなと思い、自分の経験を記事として残してます。
友達や家族には相談しづらい。
自分で情報を集めるしかない。
私が悪いのかな?非があるのかな?
どこに・誰に相談したらいいかわからない。
私もそうでした。
勇気が必要かもしれないけど、少しだけいままでと違う事を試してみるだけでも結果は変わります。
いま私にできる事は、情報の発信かなと思いブログを書いてます。
長文を読んでいただき、ありがとうございます。
