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2日続けて警察を呼ぶ。
私のストレスが限界だと感じ、家出を考え荷物を持って家を出る。
私、免許はあるけど自分の車はなかったので、バッグに数日分の着替え、ノートパソコン、大事な書類(息子のBirth certや私のビザ、その他大事なの諸々)を入れ、粉ミルク、オムツ、小さめおもちゃをベビーカーに乗せる。
これで、ベビーカーはいっぱいなので、息子は抱っこ紐で抱っこ。
家の子供部屋には少しだけ自分の荷物をまとめておきました。(あとから取りに来ることを想定して)
朝に家を出て、半日はまだどうするか決めれなかったです…
家出するのも怖いし、帰るのも怖い。
でも、主人と一緒に子育てをしていく自信はない。
息子に対しても癇癪があったのを考えると、息子もストレスを感じてるはず。
私ももちろんストレス。
主人もストレス。
家の中がストレスでいっぱいの状態。
って事を考えたら、主人と距離を置く事をしたかった。
冷静に話し合いをもてる状態でもなかった。
主人は話し合いを望んでいたと思うけど、この時の状況って、お互いにストレスMAXだったから小さな事に過剰に反応しやすかったと思う。
だから私は第三者の介入が必要だと思った。
いろんな葛藤があったけど、家出を決意して、DVサポートに電話する。
この時すでに3pm頃。
もう遅いから、直接DVコネクトに電話してほしいって事だったので、電話する。
DVコネクトは、オーストラリア国内でDV被害を受けた人が、DV環境から抜け出す為にサポートしてくれる機関です。
要するに、DV環境から抜け出す為にアコモデーション(住むところ)を紹介してくれます。
女性用電話番号と男性用電話番号があります。
私は英語に自信がなかったので、TIS(通訳サービス)を通してDVコネクトに電話しました。
電話では、どのような状況かとかいろいろ聞かれます。
折り返しの電話をもらうことになり、とりあえず夕方頃まで電話待ち。(折電にも通訳はつけてくれてありました)
まだ主人は疑っていないから、普通にメールで連絡してくる。
夕方、折り返しの電話を待ってる間に主人にメールで一報を入れる。
どんな内容でメールしたらいいかはDVサポートの人が教えてくれました。
その後は、主人の番号をブロック。
DVコネクトからの連絡のみ受け取るようにしてました。
そして、夜になってDVコネクトから教えてもらったモーテルに到着。
この間、この日に会っていた友達には大変お世話になりました。
私は母乳じゃないからボトル洗ったり、ミルク用のお湯が必要だったりしたんですね(ボトル3本だけしか持ってなかった)。
だから、友達の家(シェアハウス住まい)にお邪魔して台所借りたり、休ませてもらったりで、本当に助かりました。
別居まで時間はかかりました。
たくさん悩みました。
子どもの事を考えると、両親一緒がいいのかな?とか。
私が我慢すればいいのかな?とか。
私に非があるのかな?とか。
友達夫婦やカップルが喧嘩したって話を聞くと、私たち夫婦の喧嘩もそれと一緒で、これはDVじゃないのかな?とか。
別居以外で解決策はあるのかな?とか。
他にもいろいろ考えました。
日本だったら実家に帰れるのに、この国には実家がない。
息子がいなかったら、日本に帰国するのを真剣に考えたと思う。(息子はパスポートをまだ持っていません。あったとしても、息子を連れて勝手に帰国するのは私が誘拐犯になる恐れがあるので、できない。日本とオーストラリアはハーグ条約が結ばれています)
直接頼れるのは現地の友達。でも迷惑はかけたくない。
日本の家族に心配をかけすぎたくない。
私が頼ったのは公的機関です。
オーストラリアは移民の国です。
そしてDV対策もしっかりしてます。
DVって相談するのも勇気がいります。
でも、友達や家族じゃなくても相談できるところがあります。
最初の窓口はGPだったり、警察かもしれません。
私の場合は、警察▷病院▷DVサポート▶︎DVコネクト▷現在、です。(▶︎別居へのトリガーポイント)
私のこの時のビザの状態は学生ビザからパートナービザ申請中のブリッジングビザでした。経済的にも余裕がなかったです。
それでも、ちゃんとサポートを受ける事ができました。
家に留まる選択をしても、アドバイスはもらえます。
とにかく、1人で抱え込むのではなくて悩んでいたら相談してほしいなって思います。
どうするか、どうしたいか、決めるのは全て自分です。
主人は主に暴言でした。
最初のうちは謝ってきたりしたけど、だんだんと私が悪いって言うようになってきました。
自分が精神的に追い詰められると、思考回路もおかしくなります。
状況は悪化するしかなかったです。
夫婦でなくても、カップルの場合も同じです。
DVって暴力だけではなく、暴言や精神的・経済的コントロールもあります。
DV被害の渦中にいると、自由がなくなるという感じより、自分の個性を失っていくって感じの方が近い気がします。
最悪な状況に陥る前に、できるだけ早く勇気を持って行動を起こしてほしいと願います。
私も勇気が必要だったけど、一度家を出るという選択できて、自分にも息子にもよかったなと思います。
これからのことは、まだわかりません。
別居後の話も少しずつ記事にしていくつもりです。
これはDVに悩んでる人、パートナーとの関係が何かおかしいなと思ってる人に、何かしらの力になれたらいいなと思い、自分の経験を記事として残してます。
友達や家族には相談しづらい。
自分で情報を集めるしかない。
私が悪いのかな?非があるのかな?
どこに・誰に相談したらいいかわからない。
私もそうでした。
勇気が必要かもしれないけど、少しだけいままでと違う事を試してみるだけでも結果は変わります。
いま私にできる事は、情報の発信かなと思いブログを書いてます。
長文を読んでいただき、ありがとうございます。
