溜息が増える
何がそうさせるの

溜息が深い
何故か解ってる

独占出来るモノなど
何ひとつ無い世界で
それでも望む傲慢さ
嫌になる勝手すぎて

想う気持ちが
我儘を生んで
惹かれる度に
贅沢になるなら

それで自分を
嫌いになるなら

想いを消すか
抑えるか…
選ばないと
いつかは荊の鎖
鮮血に染めて
全てが壊れてしまう


大切にする事
それは束縛じゃなく
包み抱くココロ…


大切にする事
それは傲慢じゃなく
守り祈るココロ…


愛も 哀も
同じ響きだけど
違う事を知っていくココロ




いつからだろう
刷り込まれたワード
浅い眠りにまで
繰り返される呪縛

逃げても逃げても
気付けば支配は続く


自ら選べる未知は無く
抗いもただの傷痕


籠の鍵は開いていた
そんな事さえ解らずに
ただ赦しを待っていた


不要とされるまで


今からでも叶うだろうか

自分だけで生きる未知


不安と恐怖は
絶え間無く襲うけど
泣きながらでも
泥まみれでも

籠の外 鎖外して
活きる術は有るだろうか


刷り込まれたワード
消える事は無いけれど…



蓋を閉じていた
長き時間に
やり残した後悔の愚行

言葉の刃に怯え
うずくまり過ぎた
時間は戻りはしないから
今は再び身体を起こし
少しずつ動き出す
恐怖はいつも背後に
忍んではいるけれど…

舞台裏で拳握りしめ
傍観している余暇は無い

感情を思い出せ
叫びを思い出せ

これからの日々に
悔いている余暇は無い


感情を噴き出せ
叫びを吐き出せ

汗と共に伝う想い
ただひとりでも
届けるために…