何のために
自分閉ざし 耐えているのか
迷いが荒波のように
惑いが細波のように
細胞は荒れる海
思考は乱れる風
先に待つ安堵より
今の微眠が欲しい
叶わない夢物語
嘆くは届かぬ幻
苦しさが渦巻く胸を
掻き毟れば滴る朱血
膿んだ傷は消えない
終わるのか
終わらせるのか
鏡の向こう側 問い掛ける
冷めたもう独りの己
摺り抜け躯を奪う
心の隙間を狙っている
言葉を交わそう…
みつめあおう…
笑いあおう…
手をつなごう…
今迄ずっと交わした約束
ひとつも叶う事無く消える
生きる道筋違えたからか
夢を諦めなかったからか
今はもう深海に沈めよう
新たな未知に交わらぬ事 知った
世界の違う想い人に
せめて絶えぬ幸せを…
祈り続けよう…