あれから…
何年過ぎただろう…
毎日の何にもない日々の中で…
行きなれた店に買い物に行った…
時間が過ぎてくなかで…
他のお客さん…おばちゃん達や…
学生達…そして子供達…
無邪気で楽しそうな笑顔…
そんな子供達が走り回る店内…
棚には食器やガラス細工があり…
いかにも危険な感じがする…
でも…
走り回る子供がぶつかって来たのは…
商品に気を取られていた自分だった…
子供もびっくりした様子で俺を見ている…
『大丈夫かぁ?危ないから走るなよ』って慣れない言葉をかけた…
そこに母親らしき女性が
『すいません~』って声をかけてきた…
ふと、その母親を見た瞬間…
その母親も俺を見た瞬間…
何の言葉も出ないまま…
時間が止まった……
俺の目の前にいた母親は…
あの時の彼女だった…
あの忘れることのない彼女…
お互い言葉も出ないまま…
ただ、見つめ合ってるだけ…
俺は言葉を探した…
たくさん言いたい事があって…
何から言えばいいか分からなくなってる…
そんな時、彼女は笑顔で…
『変わらないね、元気にしてる?』って
声をかけてきた…
俺は彼女に対して辛い想いをさせたのに…
俺の前からいなくなる訳でもなく…
笑顔で優しい言葉をかけてくれた…
その彼女の…瞳を見た瞬間…
俺には涙が溢れてくる…
そんな俺を見て…彼女は…
『もう大丈夫だから、気にしないで…
今は子供もいるし幸せだから。』って
あの時と同じ笑顔で俺を見ている…
俺は今出来るだけの強がりで
『そっか、良かったね。これからも幸せにね…』って精一杯の言葉だった…
子供が母親の服を引っ張り
『早く行こ!』って連れて行く…
彼女は振り向いて『じゃあね!』って…
俺の知っている彼女が母親に戻って行く…
彼女の後ろ姿は…
子供と手をつないでいる普通の幸せな親子だった…
いつまでも…幸せに…
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