左手の動きは改善が自覚出来るが、認知機能はどうか。
言語聴覚士さんによるリハビリも毎日やってもらっているが、正直あまりピンと来ない。
恐らく認知機能では自分が日常で困る事がほぼ無いからだろう。
相手とのコミュニケーションも発症前と変わる事なく出来ている。
唯一自覚しているのはアナログ時計が読めない事だった。
いくら針を見ても時間が分からないのだ。
何時何分かが出てこないのだから不思議だ。
まるで幼児の、まだ時計が読めない頃のようだ。
最近は時間が読めない事を自覚するのが怖くて、アナログ時計を見ないようにしている。
なので今現在、読めるかどうかは分からない。
時間の感覚はそれほど違和感はない。
デジタル表示の時計を見ると発症前と特に感覚のズレはない。
あと少し自覚があるのは数字だ。
言語聴覚士さんとのリハビリで数字を使ったテキストをするが、ほんの少しだけ数字の理解に遅れを感じる。
それも気づくか気付けないかの微妙なものだ。
自分は特に気に留めてはいなかった。
この度退院が決まり、認知機能を診るテストのようなものをした。
言語聴覚士さんとリハビリ室の一角にある4畳くらいの部屋で行う。
自分の認知機能を見られるのは、あまり気持ちいいものではない。
正直、嫌だった。
多分自信がないからだろう。
早速始まった。
今日は何月何日ですか。
ここはどこですか。
ここは何市ですか。
今の首相は誰ですか。
等々、次々と質問された。
なんとかここはクリアしたが、まだまだ続いた。
5つの関連のない物を読み上げられ、1つ言わなかったものを言い当てる。
2つの関連のない物を何組か読み上げ、1つの物を言われ、もう1つを言い当てる。
100から7を引いていった数字を言う。
等々、これくらいで振り返りは終わろう。
認知機能を診る時によく用いられる長谷川式というものか。
カードを使ったテスト等、とても緊迫した時を過ごした。
後日こんなテストもした。
一枚のイラストを見て同じように描くというもの。
線画で描かれたそれは、帆船のようなイラストだが、得体の知れない見たこともないカタチをしている。
自分は絵が得意で、特に対象物を見て同じように描くのが得意だ。
発症前ならこれくらいのイラストならどうって事はなかった。
しかし今は視野が壊れており、とてもマトモに見えない。
何本かの平行に並んだ線も何本かが分からない。
視野が欠けており全体像が掴めない。
とても難しい。
以前なら10分足らずでそっくりに描けたであろうものが40分以上かかってしまい、バランスも悪くへたくそだ。
視野が欠けていてもそれはよく分かった。
言語聴覚士さんも、難しいですよね、と同情してくれながら一生懸命描いたのだが、以前とは程遠い画力だ。
現実をつきつけられたようで落ち込むには十分だった。
ショックを受けている間もなく次々と進んだ。
まるで正体がバレたような気持ちだった。
入院中、ほんの少しだけの認知的な違和感はこんなところだったのだろう。
このテストがどう使われるのか、また後日話があるだろう。
言語聴覚士さんによるリハビリも毎日やってもらっているが、正直あまりピンと来ない。
恐らく認知機能では自分が日常で困る事がほぼ無いからだろう。
相手とのコミュニケーションも発症前と変わる事なく出来ている。
唯一自覚しているのはアナログ時計が読めない事だった。
いくら針を見ても時間が分からないのだ。
何時何分かが出てこないのだから不思議だ。
まるで幼児の、まだ時計が読めない頃のようだ。
最近は時間が読めない事を自覚するのが怖くて、アナログ時計を見ないようにしている。
なので今現在、読めるかどうかは分からない。
時間の感覚はそれほど違和感はない。
デジタル表示の時計を見ると発症前と特に感覚のズレはない。
あと少し自覚があるのは数字だ。
言語聴覚士さんとのリハビリで数字を使ったテキストをするが、ほんの少しだけ数字の理解に遅れを感じる。
それも気づくか気付けないかの微妙なものだ。
自分は特に気に留めてはいなかった。
この度退院が決まり、認知機能を診るテストのようなものをした。
言語聴覚士さんとリハビリ室の一角にある4畳くらいの部屋で行う。
自分の認知機能を見られるのは、あまり気持ちいいものではない。
正直、嫌だった。
多分自信がないからだろう。
早速始まった。
今日は何月何日ですか。
ここはどこですか。
ここは何市ですか。
今の首相は誰ですか。
等々、次々と質問された。
なんとかここはクリアしたが、まだまだ続いた。
5つの関連のない物を読み上げられ、1つ言わなかったものを言い当てる。
2つの関連のない物を何組か読み上げ、1つの物を言われ、もう1つを言い当てる。
100から7を引いていった数字を言う。
等々、これくらいで振り返りは終わろう。
認知機能を診る時によく用いられる長谷川式というものか。
カードを使ったテスト等、とても緊迫した時を過ごした。
後日こんなテストもした。
一枚のイラストを見て同じように描くというもの。
線画で描かれたそれは、帆船のようなイラストだが、得体の知れない見たこともないカタチをしている。
自分は絵が得意で、特に対象物を見て同じように描くのが得意だ。
発症前ならこれくらいのイラストならどうって事はなかった。
しかし今は視野が壊れており、とてもマトモに見えない。
何本かの平行に並んだ線も何本かが分からない。
視野が欠けており全体像が掴めない。
とても難しい。
以前なら10分足らずでそっくりに描けたであろうものが40分以上かかってしまい、バランスも悪くへたくそだ。
視野が欠けていてもそれはよく分かった。
言語聴覚士さんも、難しいですよね、と同情してくれながら一生懸命描いたのだが、以前とは程遠い画力だ。
現実をつきつけられたようで落ち込むには十分だった。
ショックを受けている間もなく次々と進んだ。
まるで正体がバレたような気持ちだった。
入院中、ほんの少しだけの認知的な違和感はこんなところだったのだろう。
このテストがどう使われるのか、また後日話があるだろう。