検査で発見できる最小の大きさ(1cm大)のがんになるまでに、10年~15年かかると、前回お伝えしました。
すなわち、検査でがんが見つかったからといって、それは昨日や今日、急にできたがんではないということです。
突然変異によってがん細胞が発生し、数十年の年月がかかって成長した細胞、それが「がん」なのです。
がんが中年以上の方に多く見つかるのは、これが理由の1つでもあります。
それと、言えるのが、体の中で既にがん細胞が成長しているかも知れない人が、沢山いるということなのです。
がん細胞は、ものすごい速さで細胞分裂と増殖を繰り返し、決まった臓器から勝手に離れて、他の場所に転移します。つまり、時間を無視し、レールからそれて走る「暴走機関車」といえます。
暴走するがゆえに、がん細胞は正常な細胞の何倍もの栄養を必要とします。そのため、人の体からどんどん栄養を吸い取ってしまうのです。進行したがんの患者さんがやせていくのはこのためです。
(次回に続きます)