残暑厳しい一日、あべのハルカス美術館で

『ギュスターヴ・モロー展~サロメと宿命の女たち』観てきました。

 

大阪メトロの天王寺駅直結のハルカス美術館、

16階まで直行エレベーターで 楽ちんに行けました。

 

モローの作品161点が出展されていました。

素描や習作が多く

一つのテーマを繰り返し繰り返しデッサンし 修正し

『どう描くか』を考えていた、まじめな人なんだな…と思いました。

 

 

『出現』

踊りの褒美にヨハネの首を求めたサロメ。

サロメの指さす方向にヨハネの首があり、

ぎょっとしてしまう構図です。

 

 

『踊るサロメ』 

 

腕が『出現』と同じ角度で前に伸びていますね。

サロメさん、目を閉じてつま先立ちで前に進んでいます。

 

この左腕の角度を、

斜め下からまっすぐ水平へと修正している素描もありました。

完成作で描かれた この角度の指先は、

何を暗示しているんでしょうか・・・

 

 

『一角獣』

 

優しい目をしたまっ白の一角獣。

この獣が触れるものは何でも浄化する力を持っているらしい。

 

 

『エウロペの誘拐』

 

頭が人間で身体は牡牛のゼウスに

エウロペが乗っています。

 

ギリシャ神話のエウロペを題材にした作品を見るのは、

クロード・ロラン作のと、グイド・レーニの工房作のと

モローのこの作品で三つ目だけれど

それぞれ とらえ方や表現の仕方が違ってて面白いです。

 

神話によると エウロペを深く愛したゼウスは、

二人の愛のきっかけとなった牡牛を空に残しました。

これが「おうし座」なのだとか。

 

『雲の上を歩く

翼あるアレクサンドリーヌ・デュルーとギュスターブ・モロー』

 

なんともかわいい表情の天使さんカップル。

視線の雰囲気が

エウロペとゼウスのカップルに似ているような気がする。

 

 

美術館前の展望台からの景色