2012年8月4日
私の弟は記憶を失いました

『記憶喪失』
小説やドラマではよくある話
嫌な記憶を消してしまえたら…と憧れる人すらいるのでしょう
けれど実際は、現実は、想像以上に残酷です
家族の身に、私にとっては弟の身に降りかかったソレ
血を分けた弟に「貴女は?」と問われた日
「とても優しくしてくれてるのに申し訳ないけれど
 (貴女のこと)分からない」と言われた日

多くの共通の趣味を持ち、沢山の時間を共有してきました
姉弟であり、歳の差故にどこか親子のようでもあり、
そして何より生きることの同志でした
泣いたり、笑ったり、傷つけたり、癒やしたり…
そうして過ごしてきた全てが消えた
生まれ生きてきた6020日が跡形もなく

弟本人にも、家族にも言えない
私個人が抱えた罪と罰と罪悪感
そんなものを此処には少しずつ零していけたらと思います