キミのその落書きもいつか誰かの宝物～レキシ【ギガアイシテル】
私がオフィスでよく言われる印象は「上品」だそう。
でも、実は私は『クレヨンしんちゃん』が大好きなんです
ある日、憧れていた先輩と食事に行ったとき、「クレしん」が好きだと言ったら、
少し驚かれて「クレしんは下品だから…」と言われてしまいました。
それ以来、周囲にはクレしんの話を避け、家でひっそりと観るようにしていました。
でも、クレしんの映画って、本当に心に響くんです。
愛や友情が絡み合っていて、時々は涙が出てしまうほど
最近観た『クレヨンしんちゃん 激突ラクガキングダム』では、
物語が終わりに近づくにつれホロっときました。
普段は気にも留めない軽快なエンディングのポップソングも、
サビで突然心が動かされ、思わず涙が
なぜかというと、あの歌が子ども時代の無邪気な自分を思い出させてくれたから。
色や線がはみ出しても気にせず、自由に落書きを描いていた頃の自分を。
それと同時に、私は祖父母のことを思い出しました。
私が描いた落書きのような肖像画が、祖父母のリビングに大切に飾られていたことを
モナリザや水墨画を好んで飾っていた祖父母にとって、
私の落書きがどれほど大事な宝物だったか、今になって理解しました
音楽って、本当にすごいですよね。
心の奥底にしまっていた、家族や自分の思い出を呼び覚ましてくれる力があります。
この歌、特に子育てに疲れたお母さんやお父さん、
そして男性にこそ聴いてほしいと思います
今は立派な大人でも、幼いころの男の子だったあなたは、
きっと泣き虫だったはず。
そんな男性こそ、『クレヨンしんちゃん』の映画を観て、
思いっきり笑って、泣いて、ぐっすり眠ってほしいと思います
レキシ『ギガアイシテル』の歌詞
僕は何を描けばいいの
涙のあとは自由なんだ
恐れず走り出そう
物語が今はじまる
キミのその落書きも いつか誰かの宝物
消さないで 離さないで
残しておいて その想いを
時が過ぎいつかまた キミに会いたくなったら
宝物 見つけ出すよ ふたりで描いた絵巻物
時が過ぎ、また会いたくなったとき、私たちが描いた絵巻物を一緒に見つけ出す。
そんな未来の約束のような歌です。
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